2019年01月31日
モアザンPE TWとジリオンHLCとハイドアウトハンター
さらに前回の記事で紹介したNew根魚ロッドのハイドアウトハンター706にも組み合わせてみた。
正確に飛距離を測定したわけではなく、あくまでリールの巻取り長から判断した主観的なインプレなのでご了承ください

1年の最初の釣行なので、日の出が拝める庵治エリアのポイントへ。
朝マズメの太陽が昇る瞬間の静寂が最も好きな瞬間

昨年末にセッティングしていたベイトタックルに、年末セールで入手した特価品のワームを付けて30分ほど探るが、反応なく夜明けとなった

まずはモアザン AGS 810MBに19モアザンPE 1000XH-TWをセットし、その後はHLC1514スプール仕様の15ジリオンも合わせてみた。

三重に住んでいた餌釣りアングラー時代、この天秤やジェット天秤を使ったカレイやアイナメ狙いの投げ釣りで、鳥羽方面に電車釣行を繰り返していたのを思いだした。
ちょうど投げ釣り師がいたので、まだ使える状態だったし帰りに譲った。
ロッド自重ではモアザンAGSを上回るが、自重を感じさせない7フィート台のバランスの良さを実感。
最初にキャストしたモアザンAGS810にモアザンPE TWの組み合わせだが、ブレーキ6から始めて徐々に下げていき、3で気を抜くとバックラッシュで失速

ブレーキ4でしっかりロッドに乗せてキャストすれば、投げ釣り用ラインで4色の手前。だいたい75m前後といったところ。
HLC化したジリオンTWは、もっとブレーキを下げることが可能で、2-3ぐらいでしっかり振り抜けば飛距離も同等かそれ以上といったところ。
しかしHLCスプールに巻いているラインは1.2号の細さなので、単純比較はできない。
モアザンPE TWは1.5号-200mの糸巻き量のはずだが、サーフセンサー1.5号は以前に記事にしたようにスプール一杯になった

釣行後に水洗いして乾かそうとしたら、スプールが外れないほどの糸巻き量だったため少し減らしたぐらいなので、かなり太い6本組みラインであることは間違いない

そう考えれば、スプール一杯に太いラインを巻いた19モアザンの飛距離は健闘している方だろう。
HLC化したジリオンも専用スプールだけあって、飛距離はさすが。
むしろ後半にさらに一伸びが感じられて、キャストフィールはHLCのジリオンが上回る印象。
そのためHLC版のジリオンからモアザンPE TWに持ち替えると、着水直前のサミングのタイミングがずれることもあったので、キャストを繰り返して慣れることが必要。
マグネットブレーキを下げて軽快なキャストフィールを得ることができたのは、36mmのスプールを搭載するジリオンのほうがTWSの幅が大きいからというのもあるだろう。
スティーズAがベースの34mmスプールのモアザンPE TWは、スプール互換性は優れていてSVスプール化も可能だけど、どうしてもボディサイズがコンパクトな分、TWSも小さいがゆえにラインの放出具合がジリオンTWに比べて劣る印象を受けた。
キャストフィールの違いを最も感じられたのが、ロッドをモアザンAGS810からハイドアウトハンター706に持ち替えたとき。
ハイドアウトハンターのシリーズは小口径多点方式のガイドが特長で、AGSガイド搭載のモアザンはガイド数がハイドアウトハンターより少なくガイド口径も大きいという対照的な仕様のロッド。
ハイドアウトハンターはあくまでロックフィッシュロッドでありバットが強く、長さも1フィート以上短い。
ミディアムパワーとは言えシーバスロッドのモアザンのように、ロッド全体に荷重をかけてキャストするタイプとは違うため、飛距離は1-2割ほど劣る。
しかしモアザンPE TWと組み合わせたとき、モアザンAGS810の場合はブレーキ3でライン放出中にサミングを入れないとバックラッシュに至るほどシビアだったのに対し、ハイドアウトハンター706の場合はブレーキ3でもそこまでのシビアな調整は必要なかった。
写真の左に写るロッドがモアザンAGS810、右側がハイドアウトハンター706で、バットガイドの位置が大きく異なるのがわかるだろうか。
そういうわけで、34mmのスプールサイズを搭載するモアザンPE TWは、モアザンAGS810よりもハイドアウトハンター706に組み合わせた方がしっくりくる印象。
反対に36mmサイズのHLCスプールを搭載してTWSも大きい15ジリオンは、モアザンAGS810に組み合わせるのがキャストフィールだけを考えると相性が良いと思った。
両リールは巻き取り長が91cmと71cmで大きな差があるし、ドラグ引き出し音の有無もあるので、ケースバイケースで使い分けていきたい。
また、SVスプールの使用感に慣れている人にとっては、着水直前のサミングはどちらのリールでも必須なので、飛距離の感覚を掴むまでは慣れが必要。
結局この日は、一通りリールを付け替えてロッドも持ち替えて試し投げだけで納竿。
風速は1m以内の弱い横風で、日が昇ると暑さを感じるほどデイゲーム日和だった。
その後は仕事が多忙で1月末現在も釣行の余裕がなく、今年の初釣果もおあずけ状態

1月4日(金) 6:30~9:30 潮位:95cm~220cm 大潮:満潮10:24(228cm)
Rod:18 BLAZON 672LB
Reel:16 STEEZ SV TW 1016SV-SH + 1012 G1 SV Spool
Line:DURA AR-C Eginger #0.6(7.3lb)
Leader:H.D.カーボン強力 #2
Rod:14 MORETHAN AGS 810MB Bait Casting Model
Reel:19 MORETHAN PE 1000XH-TW
Line:UVF Surf Sensor 6 Braid +Si #1.5(28.2lb)
Reel:15 ZILLION TW 1516H + HLC 1514 Spool + RCS 90mm CRANK HANDLE SET
Line:PE BLUE MARK #1.2(16lb)
Leader:Shock Leader Light Jigging Nylon #5
Rod:18 HIDEOUT HUNTER HHC-706H-MHT
Reel:19 MORETHAN PE 1000XH-TW
Line:UVF Surf Sensor 6 Braid +Si #1.5(28.2lb)
Reel:15 ZILLION TW 1516H + HLC 1514 Spool + RCS 90mm CRANK HANDLE SET
Line:PE BLUE MARK #1.2(16lb)
Leader:Shock Leader Light Jigging Nylon #5
2019年01月29日
ハイドアウトハンター(HHC-706H-MHT)というロッド
同シリーズにはスピニングロッドでソリッドティップを採用したショートレングスのHHS-710MH-MSTと、磯場などからの遠投を想定したロングレングスのHHS-810XHもあるけど、購入したのは7フィート6インチのベイトロッド。
ロッドスペックはルアーウェイト10-45g、PEライン#1-2、自重143.7g。ガイドは薄型のSiC-SリングにチタンフレームKガイドの小口径多点仕様。
先径2.2mm、元径13.2mm。
免責保証期間は3年間で、免責額は14000円。
実売価格2万円台半ばだが、チタンガイドを多く使ってこの価格はお買い得。
ロックバム(RB70CH-2)では根魚狙いの時にヒットするタコが獲れないときがしばしばあったので、このロッドで捕獲したい。
HLC化したジリオンで遠投したいときにもこのロッドが活躍してくれそう。
グリップの色合いとちょうど良く合っているが、このリールならモアザンAGS 810MBに合わせたい。
ロッドバランスを考えながら、ポイントと対象魚に応じて好みのベイトリールと組み合わせて使っていきたい。
このロッドの購入の決め手となったのは、小口径多点ガイドという仕様に惹かれたから。
同様のコンセプトのロッドはRGガイドのガホウジンを昨シーズン初めて使い、そのキャストフィールの良さに感動していた。
感度面においても、エギングロッドでガイド数が多い方が感度に優れていることを実感しているし、ライトゲームロッドでも多点ガイドの竿を好んで使うようになっている。
根魚ロッドはロックバムを使い続けていたが、しばしばタコの捕獲に失敗していたこともあったので、根魚とタコ狙いを両立できそうなもう少し強いロッドを検討していたら、自分好みの小口径多点ガイド仕様のロッドが登場したので、クーポンGetとセールのタイミングで購入することにした。
ガイド数が多いロッドは特にナイトゲームでラインを通すのに苦労するが、自分はポータブルロッドケース140Rに入れて、予め自宅でリールとリグをセッティングしてから釣行することが多いので、仕舞寸法117.2cmというのはその点でも使い勝手が良くて有り難い。
高松周辺の根魚狙いなら7-14gのテキサスで十分だけど、このロッドは45gまで余裕があるので、30-40gのショアラバやメタルジグをキャストしてフラットフィッシュや中小型青物も狙いたい。
ジャクソンのロッドを手にするのはリップラップステージ以来、2本目となる。
2010年に入手したリップラップステージは、高松でメモリアルフィッシュをもたらしてくれた。
これまで数々のロッドを売却して入れ換えてきたけど、思い出深いロッドは今でも手元に残しているので、ハイドアウトハンターでもこれから良い釣果を残して使い続けていきたい。
<参考>
※2024年3月24日「【Jackson】2本目のハイドアウトハンター(HHS-710MH-MST)」
※2019年6月30日「今シーズン初アコウ」
※2019年1月31日「モアザンPE TWとジリオンHLCとハイドアウトハンター」
シリーズ中唯一のベイトロッド。 |
ミディアムヘビークラスのソリッドティップと、ヘビークラスのバットを併せ持つスピニングロッド。 |
2年前の大阪FSでトークショーを聞いた梶本さん監修のパワースピニングモデル。 |
2019年01月27日
来週は大阪フィッシングショー♪

今月は多忙で全然釣行できていない分、息抜きを兼ねて参戦するつもり。
2017年は日曜に参加し、クルマで会場入りしたけど、今年はどうするかまだ未定。
月曜から仕事があるので、たぶん2/2(土)に参加することになりそう。
製品をチェックしたいメーカーのブース位置やイベント、先着特典類は情報収集済み

昨年は出展がなかった釣研/オーシャンルーラーも2年ぶりに復活

モニター用の入場券や2019年のカタログも届いたので、内容を少し紹介したい。
釣研といえば、円錐ウキをはじめとする磯釣り用品で有名なブランド。
最近はフカセPE釣法用のラインも登場し、磯釣りの世界でもPEラインが採り入れられてきたようだ。
2017年に大々的なキャンペーンとともに登場したエギスタ。
ノーマル、スロー、ラトルに加えてディープタイプがラインナップに加わった。
左の写真をクリックして拡大してご覧ください。
オーシャンルーラー製品は、定番のレンジキープシリーズのほか、昨年はジョイントタイプに加え、ボトムアッパーやライズアッパーという新作ジグヘッドでも釣果を残し、インプレ記事をアップした。
今年はメタル系ルアーでライトショアジギングに力を入れるつもりなので、ガンガンジグSJシリーズだけでなく、ウルトラライト(スーパーライト)ショアジギング用メタルジグも仕入れてライトゲームの範疇で楽しみたいと思っている

<参考>
※2019年2月2日「フィッシングショー大阪2019旅程メモ」
※2019年2月4日「フィッシングショーの獲得品」
※2019年2月9日「フィッシングショーで気になった製品(1):スーパーライトショアジギング用ロッド」
※2019年2月11日「フィッシングショーで気になった製品(2):Newルナキア」
※2019年2月17日「フィッシングショーで気になった製品(3):何でもロッド」
※2019年3月8日「フィッシングショーで気になった製品(4):ヤリエロッド」
※2019年3月20日「フィッシングショーで気になった製品(5・完):その他の製品」
※2019年4月17日「【新製品】ガンガンサーフ フラッターとエギスタ ディープ」
※2021年2月21日「【釣研】エギングモニター募集中(2/20-3/20)」
2019年01月24日
ロックフィッシュ用の希少ワーム
近年はロッキンホッグ3.5インチの使用頻度が高まっていて、昨年も釣果を残してインプレ記事も書いているが、それでもカスミクローはアコウ狙いの定番ワームであることは間違いない。
特に2.8インチのサイズはすでに廃盤品だが、アコウやタコの釣果を残し、3インチのサイズよりも好釣果を上げている(3インチのサイズもバイトはあるが、ボリュームが大きいためフッキング率が下がる印象)。
手持ちのストックもほとんど尽きていたが、期間限定Tポイントが付与されたので小物類をヤフオクで探していたところ、廃盤品の2.8インチを見つけ、無事落札

エコギアのロッククロー2インチ(ミッドナイトオレンジ)も安く落札できたので同じ送料で同梱してもらった。同社のバグアンツとは異なる形状。
クロー部分のアピールが強そうなので、使うのが楽しみ

Lクラスのバスロッドによるライトロック釣行で活躍してもらいたい。
ロッククロー2インチはカサゴ用として販売。タケノコメバル狙いにも。 |
2019年01月21日
2年ぶりの四国フィッシングショー♪

フィッシングショー絡みでタックルネタのブログ記事やサイトを巡回していたところ、公式Facebookで四国フィッシングショーの開催記事が更新されていた

2018年は会場の耐震工事のため開催がなかったので2年ぶり

自身は2年前の2017年3月の四国FSは仕事だったので、2月の大阪のほうに参加していた。
四国FSとの関わりは、仕事で香川に来たのが2010年4月からで、クルマを入手して四国各地に釣行し始めたのが同年12月、その後2012年、2013年、2014年、2015年と、毎年3月に開催される四国フィッシングショーには高知への遠征釣行を兼ねて継続的に参加していた。
近年は仕事が重なっていて参加できずにいたが、2019年に開催予定となっている3/17(日)は、今のところ参加できそうな感じ

今年は大阪FSにも参加するので気になる製品は大阪でチェックするつもりだけど、スケジュールに余裕があれば遠征釣行目的で参加するかも

こういう機会でもないと県外遠征はなかなかできないので、高知遠征は2年ぶりで時期も違うけど、参加できそうだったら複数タックル持参で楽しみたい


2019年01月19日
19モアザンPE 1000XH-TW + UVFサーフセンサー6ブレイド+Si
今回巻いたのは、こちらもこの前紹介したダイワの6本組みPEライン。
6本組みの投げ釣り用PEラインで、強度は12.8kg(28.2lb)相当。
15ジリオンにPE1.2号(20lb)、HLCスプールにPE1.2号(16lb)を巻いているので、用途を考えてかなり強めのPEを巻いた。

34mmスプールの3兄弟。1012G1スプールにはPE0.6号(7.3lb)、1016G1スプールにはPE0.8号(11.9lb)を巻いている。
19モアザンPE TWのスプールはマグフォースZ PE ロングディスタンスチューン。
この使用感についてはHLC化した15ジリオンと投げ比べてみて、いずれ記事にまとめたい。
<ラインメモ:19モアザンPE 1000XH-TWにUVFサーフセンサー6ブレイド+Si 1.5号(200m、28.2lb)を巻き替え(1月上旬)。>
<参考>
※2019年1月31日「モアザンPE TWとジリオンHLCとハイドアウトハンター」
※2022年8月19日「ハートランドリベラリストとの惜別釣行」
※2024年9月24日「【SLP Plus】バースデークーポンを利用したオーバーホール」
2019年01月16日
6本組みPEライン
Amazon特価品で7割引の1500円程度だったので、約500円のリーダーと合わせて送料無料で入手。リーダーは、トヨフロン スーパーL EXハイパーという磯釣り用高級ハリスの3号50m。
このラインが特価だったというのもあるけど、主にサーフや磯場での使用を想定していて、耐久性と使用感のバランスを考えて、4本組みと8本組みの間の6本組みラインを選択。ダイワのラインはライトゲームでは月下美人PEを愛用しているが、少し太めの傾向があるのが気になるところ


ダイワのPEラインは現在12本組みまで発売されている。まだまだ12本組みは高価だし、8本組みが2000円程度まで下がってきたので、一昔前の6本組みが割高に感じるが、セールで安く入手できればお買い得。

リーダー専用品よりも50m巻きのハリスのほうがお買い得だったりする。
Amazon特価品では、時々7割引前後でラインの価格が変動するので見逃せない。
2019年01月14日
25周年♪
昨年はセール価格でシマノのホットボトムス(PA-046N)も追加購入。
どちらも履き心地がよく暖かいので、氷点下の気温が続いた昨年の厳寒期も快適に過ごせた

この冬は昨年ほどの冷え込みはないが、両アイテムとも釣行時だけでなく日常着としても活躍中。
パズデザインのブログを見たら、25周年企画というのが始まったようで、公式サイトを訪れてみた。
ウインドガードパンツの値下がりを期待してアウトレットコーナーを覗いてみたところ、ソフトシェルパンツ(SPT-004)が半額

Mサイズの在庫もあったので、思わず購入

サイズ感はウインドガードパンツ2で体感しているのでピッタリ。
謳い文句通りストレッチ性があって、動きやすく履き心地は抜群。
日常着としても違和感のないデザインで、良い買い物ができた


25thのロゴが印字されたアクセサリーBOX。
どこかで見たことのあるサイズ感だと思ったら、2017年のフィッシングショーで配布していたケースのロゴ違いだった

少量のルアーを入れたり使用済みルアー入れとしても重宝するコンパクトなケースなので有り難い。
他のショップではまだ処分価格になっていないので、公式サイト内のオンラインショップが最安。 |
今シーズンはウインドガードパンツ2に新色の杢グレー/ブラックが加わったようだ。同色のパーカーもある。 |
2019年01月12日
19ヴァンキッシュをネタに語る

1/9はダイワの19セルテートが発表

そして1/11はシマノから19ヴァンキッシュや19ステラSWが発表

昨年もNewリールネタを記事にしたし、12ヴァンキッシュ愛用者としては19ヴァンキッシュの話題をスルーできなかったので、今年も記事にすることにした。
まず今回のNewヴァンキッシュの第1印象は、12ヴァンキッシュを気に入っている自分にとってはど真ん中のストライクな外観

初代ヴァンキッシュをさらに精悍にした印象で、18ステラよりも大人の上質な道具感が出ていて個人的には好印象


性能面でも18ステラの機能をほとんど搭載しており、ステラの専売特許であったロングストロークスプールがヴァンキッシュに搭載され、名実共にクイックレスポンスシリーズのフラッグシップ機に相応しい存在になった。
こうなると昨年出たばかりの18ステラの売れ行きが気になるところだが、今回も一層の軽量化が進んだので、ロッドとのバランスを重視する人は19ヴァンキッシュに手を出すのは慎重になるかもしれない。
だが近年のライトゲームロッドでは、SWフィネスや宵姫 天の30g台をはじめトレバリズムシリーズのように40g台が主流となる世界に入りつつある。
145gの19ヴァンキッシュと組み合わせれば、アンダー200gのタックル構成も可能に

ロングストロークスプール化で18ステラとのスプール互換が可能になったとすれば、軽さを求めるユーザーは一気に19ヴァンキッシュに流れるかも。
さらに実売価格で約2万円ほどの差が生まれているので、定価販売を維持している18イグジストのユーザーも取り込むかもしれない。
18ステラの優位性を探すとすれば、金属パーツの使用による剛性感、コイルドウェーブスプリングによるドラグ性能の強化、DLCラインローラーによる摩擦軽減といった点しか見出せない


現行リールにない2012年モデルの利点としては、昨年12カーディフCI4+の購入記事でも触れたが、やはりオイルインジェクションが付いたイージーメンテナンス機能は、自分のようにショアからの釣りが中心でウェーディングもしないアングラーにとってはオイルスプレーの噴射による自己メンテで性能を維持できるので、優れた機能だと思う。
また、12ヴァンキッシュはDLCラインローラーを搭載して逆転レバーも付いているので、これらの点でも19ヴァンキッシュにはない特長を備えている。
特に逆転レバーは19セルテートでも廃止されたので、昨年入手した18イグジストだけが頼り

2012年から一周して2024年ぐらいに再びイージーメンテナンス機能や逆転レバー搭載の機種が登場したら入れ替える気になるかも

しかし145gの19ヴァンキッシュをNUDEに合わせてみたい思いもある

昨年末に19モアザンPE TWを入手したし、近年はベイトタックルでの釣行が増えていて使用機会が少ない番手の12ヴァンキッシュもあるので、当面はNewリールに手を出すことはないかな

とはいえ参加を予定している2月の大阪フィッシングショーでは、しっかり巻いて12ヴァンキッシュとのフィーリングの違いを確かめたいと思います

2019年01月09日
19モアザンPE TW入手


8.6:1のギア比で1回転91cmのエクストラハイギアモデル。
昨年はセミオーダーで17スティーズAを入手したが、一昨年の16スティーズと合わせて1016と1012のG1 SVスプールしか持っていなかったので、春イカ狙いの合間のメタルジグのキャストで飛距離に不満を感じていた。

外観は14タトゥーラにそっくりの艶のあるブラックに、モアザンシリーズらしいゴールド色が混じる。
17スティーズAがベースなのでドラグ引き出し音付き。
さらに34mmのG1スプールと互換性があるので、手持ちの1016や1012のG1 SVスプールと交換できることも購入の決め手となった。
19モアザンの特長として、PEラインの食い込みを防ぐハイスピードレベルワインドが搭載。
16スティーズや15ジリオンでPEラインによるエギングや根魚狙いに使っても支障はなかったので、この機能が必須というわけではないが、対象魚が大きいHRF PEスペシャルには搭載されている機能なので、対シーバスを想定した19モアザンにも採用されたのだろう。
ブレーキシステムはマグフォースZ PE ロングディスタンスチューンというもの。
17スティーズAのマグフォースZをPE用に遠投チューンし直したものか。
HLCスプールを入れてHLC化した15ジリオンと投げ比べてみたいところ

先日メンテナンスが完了した15ジリオン1516Hは、1回転71cmで90mmハンドルに換装済み。
16スティーズSV TWは、1回転75cmで80mmハンドルの仕様。
セミオーダー品の17スティーズAは、1回転86cmで95mmカーボンクランクハンドル。
今回の19モアザンでは、8.6:1で91cmの巻取長、100mmハンドルというこれまでにないギア比とハンドルのモデルを購入したので、使い分けにちょうど良い具合

2016年に中古で入手したモアザン AGS 810MB ベイトキャスティングモデルにはこれまでHLC化した15ジリオンTWを組み合わせてショアラバの釣りなどに使っていたが、今年は19モアザンPE TWと組み合わせてライトショアジギングでのフラットフィッシュやロックフィッシュ狙いに使ってみたい。
2014年にダイワのTWSに惚れ込み14タトゥーラ103H-TWからベイトリールを使い始めて以来、15ジリオンTW 1516H、16スティーズSV TW 1016SV-SH、17スティーズA TW XH-SLPW、19モアザンPE 1000XH-TWと、5年目でまさに「これ以上無い(no more than)」段階まで到達した気がするので、2018年のベストアイテム記事として投稿したい。
ベイトフィネス向けに30mmG1スプールを搭載した19スティーズCT SV TWが出るようだけど、34mmG1スプール搭載の2台のスティーズと19モアザン、さらに36mmスプールの15ジリオンとHLCスプールがあるので、互換性や用途の面でも今のところ静観するつもり


ナチュラムではポイント還元分を除けば20%引きで販売。昨夏のセールでは10%引きクーポンが届いたが、今年はどうだろうか。
前モデルの14モアザンPE SVやベースモデルの17スティーズAの値引率を考えたら、自分は25%オフの店でポイントアップのタイミングで購入したが、ほぼ底値じゃないかと思っている。

14モアザンがまだ発売されていたりする。
前モデルはトラブルレス性能を重視したSVスプール、現モデルは飛距離を重視したマグフォースZスプールなので、方向性が異なるということもできる。しかし自重の差やハイスピードレベルワインドなどの機能を考慮すると、いずれ19モアザンに置き換わっていくのだろう。
<参考>
※2019年1月31日「モアザンPE TWとジリオンHLCとハイドアウトハンター」
※2020年4月6日「モアザンPE TWのオーバーホール」
※2020年8月22日「【SLP WORKS】スティーズCT セミオーダー」
※2022年8月8日「ノブ交換」
※2022年8月19日「ハートランドリベラリストとの惜別釣行」
※2024年9月24日「【SLP Plus】バースデークーポンを利用したオーバーホール」