shinの釣行記

2014年夏に思わぬ特価で入手したロックバム（RB70CH-2）。
それなりに釣行回数を重ねて釣果も得られたので、インプレを整理

ロッドの使用感は、一言で表すとスピニング並みの軽快感で操作できる
ベイトロッドという印象。
7フィートで30gまでのルアーウェイトの範囲がありながら、
自重122gの軽さで、それでも華奢な感じではなく、東北のロックフィッシュを想定しているロッドだけあり、十分なリフティングパワーを備えている。

12個ものガイド数から考えれば、ブランクの軽さは驚異的。また、小口径ガイドで構成されていて、当然ながら感度も良好。
PEラインならば、リーダーとの結束部をガイドから出してキャストすれば、飛距離も問題ない。
220gのタトゥーラともバランスは良く、スピニングから入ったベイト初心者にとっては、非常に扱い易いタックル構成と言える。
1年間14タトゥーラ103H-TWでベイトタックルに慣れた後、2015年夏から15ジリオンTW 1516Hを使い始めて、若干軽量化されてリール性能もアップした分、飛距離も向上した印象。
これまでにアコウをはじめとして、タケノコメバル、カサゴ、ベイトエギングやタコなど、
夏から秋にかけての釣り物に活躍してくれた

全体的に張りがあってロックフィッシュロッドらしいパワーに溢れているが、ティップ部は結構入るので、細かなボトムバンピングなどの操作がし易く、繊細に誘うこともできる。ティップが入る分、食い込みも良いので、根魚のバイトが出てからしっかり食い込ませてアワセを入れることも可能。

エギングに使用してもキャストは問題ないが、シャクリでティップがよく曲がるので、ロッドにあまり負担をかけないように、ゆったりとしたジャークやネチネチ攻める感じのほうが良さそう。

ベイトエギングに関しては、昨秋に左の専用ロッドを入手し、使用して釣果を得た上で実感したのは、やはりハイエンドな専用ロッドの使用感にはどうしても及ばない。
しかしロックフィッシュロッドのパワーはエギングロッドより優れているので、
タコ狙いでは重宝する。

トップチヌ狙いのルアーでは、フェイキードッグDS（8.2g）程度の重量があれば、キャストもし易く、飛距離も出て扱い易い。リスクベイト（7g）の重さだと、スピニングのほうが飛距離が出て操作性も良い印象。モルモ（12g）のように自重があって、ただ巻きで絶妙に動くルアーと組み合わせるのが使い易いと感じた。
ペンシルとは操作が異なるポッパーの場合は、TDソルトポッパー（7g）、R.A.POP（7g）、
ザブラ ポッパー（8.3g）あたりは問題なく使用できた。

それでもやはり、ベイトタックルは重量系ルアーの操作に優れている。
10g前後のシンカーも扱い易いし、24gあるマールアミーゴG 80の早巻きにもロッドが負けることはなかったので、ガンガンキャストもできる。
着水後のフォールも自由自在なのでレンジも刻みやすいし、ロックフィッシュだけでなく、
メタル系ルアーで狙うシーバスやタチウオのほか、イカやタコ狙いでもこの操作性は重宝する。

2年前からベイトタックルを始めて、釣りの幅が広がった感じで、今年もシーズンインが楽しみ


ロックバム（RB611CM-2）

なぜこのタイミングで急にロックバム（RB70CH-2）のインプレ記事をアップしたかというと、前から書き溜めていただけでなく、先日開幕したセールでロックバム（RB611CM-2）が6割引だったので紹介を兼ねてアップすることにした

RB70CH-2のほうはハードだけあって、7-30gのルアーウェイトだが、それでも自重は122g。
RB611CM-2はミディアムパワーなので5-25gのルアーウェイト。自重はタグを確認しないと不明だが、70CHよりは軽いだろう。

ハードな根魚用ベイトロッドというと、たとえばダイワではソルティストHRFシリーズのように、7ft.台で150-160g以上のロッド自重が一般的だったが、今年新発売となるHRF KJ 77MHBは、130g台とかなり軽量化されていて、価格も1万円代後半に抑えており、ヒットの予感がする。
しかしロックバムは、私が所持している7ft.ちょうどで122gなので、6’11””ではさらに軽いことが予想され、それが現在6割引でHRF KJの価格帯より安価なのは、お買い得と言える。
港湾部のピンポイント狙いや、30cm前後がアベレージで1/2oz以下のシンカーを多用する場合のほか、ボート用のロッドとしても重宝するだろう。

＜参考＞
※2014年8月28日「タックル更新とベイトロッドの模索」
※2015年7月30日「15 ジリオンTW 1516H + シルバースレッド ショアゲームPE」
※2016年7月7日「真夏のナチュラム祭」