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2016年11月30日

晩秋シーバス調査

この日は朝から雨だったが夕方には上がったので、一仕事終えてから久々にシーバス狙いで早い時間から釣行。今年はシーバス狙いの釣行が少なく、自身の最新の釣果は4月中旬

全く情報がない中、やってきたのは、梅雨時の満潮時に実績があるポイントS東サーフ。
この日も上げ潮に向かう潮回りで良い潮が入ってくるが、沈黙が続く。
ここでマニック95(アカハラ)をキャスト切れて殉職させてしまうガーン

4月5月にも釣果のあったポイントK内湾サーフに移動するが、ここでも無反応。
足下の石積みにワンダー80を引っかけてしまい、ルアーロストタラ~
時折西風が強く吹き付けて釣り難いので、いったん納竿し、遅い夕食をとって戦略の練り直し。

再開後は、今年の初釣りで開拓した西風に強いポイントY石積み堤と、付近の小河川へ入る。
結果的には無反応だったが、やはり風裏で釣り易いのと、初めてポイント入りした小河川は石積み護岸でランディングもし易そう。シーバス狙いでラン&ガンする際のポイントの1つに加えたい。

その後はアジング大会時にタチウオ釣り師で埋まっていたポイントに入ってタチウオ狙いを試みるが、こちらも反応が得られない。

結局、高松市内のポイントを東西にラン&ガンしたけど、釣果なしで納竿。
この日は小規模ポイントを中心に回ったので、小さめのプラグを使用。
真ん中のチャート系カラーのワンダーは、ポイントK内湾サーフでロストしたけど、潮位が下がってから回収しに行ったもの。


この日、マニック95をロストしてしまい、マニックの在庫は少なくなったけど、今シーズンも2017年4月30日まで、必ずもらえるキャンペーンを開催するらしい黄色い星
今年のプレゼントは、マニック75のスパークリング赤虫という限定カラー。
このサイズのマニックは7.6gの自重でライトゲームロッドでも投げ易いけど、60cmUPのシーバス実績もあるので、メバルからシーバス狙いまで、何かと重宝するルアー。
バーコード3枚で入手可能というのは、5枚や10枚のバーコードが必要な某メーカーと比べてDUOの気前の良さが際立っているシーッ

11月27日(日) 20:30~21:30 潮位:200cm~215cm 中潮:満潮21:48(218cm)
        23:00~0:30 潮位:200cm~190cm 中潮:満潮21:48(218cm)
11月28日(月) 1:30~2:30 潮位:80cm~40cm 大潮:干潮4:19(12cm)

Rod:TIDEMARK Artesano Castasia TMACS-82/05
Reel:12 Vanquish 2500HGS + Limited Edition C3000Sスプール
Line:FAMELL SW SUPER PE #1(10lb)
Leader:キャスライン エギングリーダーII #3  
タグ :シーバス


Posted by shin1979 at 00:30Comments(0)タックル釣行記ルアーメモ

2016年11月28日

大会終了後の釣行

アジング大会の帰路に、先日紹介した新作プラグを用いて釣果を得たので、そのインプレを交えて釣行記録に残しておく。

東かがわの釣具屋を出て、最初に向かった先は、大会中、良型根魚をバラしたポイントT埋立地。
根魚かアジかタチウオでもと思って少しキャストを続けるが、反応なく場所移動ダッシュ

次にやってきたのは、大会中は不発に終わったさぬき市内のポイントMO。
だいぶ潮が満ちていたので、常夜灯周辺のシャローエリアでフロッパー38を投げてメバル狙い。

コツッというバイトにアワセを入れると、鋭い引き味をみせて上がってきたのは、20cm程度のタケノコメバル。
38mmサイズのフロッパー(ベイビースクイッド)が丸飲みだった。
大会中に使用していたアジングロッドからブルーカレント70に持ち替えたが、尺タケノコも釣り上げたロッドなので、このサイズなら余裕のやりとり。

続いて常夜灯のある堤防付近に移動し、引き続きフロッパーをキャストしていたら、メバルがヒット。フックがカルティバST-36TN#18と小型なので、絡め取るようにフッキング。
同場所でアジニョロロックマニアジグヘッド2g#8の組み合わせでカサゴもヒットしたが、リリースサイズ。

最後に高松に戻り、大会参加中、唯一のアジがヒットした湾奥のポイントJで、アジを2尾追加。
ヒットルアーは、Needle 2.5インチアジメバガチヘッド1gの組み合わせ。
大会参戦前のメッキ調査から、移動時間や表彰式を含めると約12時間釣り場を往来していたので、さすがに朝マズメまで粘る体力もなく、納竿とした。

新作プラグを使用した感想としては、フロッパー38は想像通りのサイズ感で、中小型メバルの数釣りに最適。ドリフトさせたりデッドスローでリトリーブしてもスローシンキングなので扱い易い。
しかしフックサイズは#18と小さく、ルアーのボディ自体も一飲みできるサイズなので、リーダーは太めを使わないと歯で擦れてロストの危険性がある。また、メバルに飲まれてしまうと瀕死の重傷を負うので、リリース前提の釣りでは注意が必要。
ボディサイズは小さく2.5gの自重だが、空気抵抗が少ないソリッドボディのシンキングペンシルなので、20m以上の飛距離は期待できる。
カラーラインナップもライトゲーム向けの色が揃っており、セール時にリピート買いしても良いと思えるプラグだった。

もう1つの新作プラグのゴールドワンは、大会前のメッキ調査で使用した。
ダートさせたり、ただ巻きでウォブリングさせたりと、ポケッツ ダート同様の使い方ができる。
個人的には、ポケッツ ダートのほうがキビキビとした規則的なダートを見せて好みだが、イレギュラーなダートアクションを好む人はゴールドワンが合っているだろう。
飛距離はゴールドワンが37mmの5gに対し、ポケッツ ダートは45mmの3.3gなので、ゴールドワンのほうが空気抵抗も少なく30m以上は飛んでいた。
しかしその自重ゆえに、デッドスローリトリーブでは沈み易いため、深場を攻めるか、デイゲームのメッキ用プラグという印象。シンキングペンシルというよりも、バイブレーションに近い性格。
定価ではポケッツ ダートとの価格差が300円程度あり、セールで安く入手できる機会でもなければ、ポケッツ ダートのほうが特価販売のときもあり、圧倒的にコストパフォーマンスは高い。

11月20日(日) 1:00~4:00 潮位:180cm~140cm 中潮:満潮1:55(182cm)

Rod:Blue Current 70Ti/PLUG Special
Reel:12 Vanquish 2000S + Aluminum Sensitive Knob
Line:Sea Bass PE Shallow Finesse #0.6(8lb)
Leader:Seaguar #1.7

≪ヒットルアー≫
ティクト フロッパー38(ベイビースクイッド)
アジニョロ(必殺イワシ) + ロックマニアジグヘッド2g#8
Needle 2.5インチ(グローオキアミ) + アジメバガチヘッド1g#6  


Posted by shin1979 at 00:30Comments(0)タックル釣行記ルアーメモ

2016年11月25日

アジング大会参戦記

先週末は、東かがわにあるフィッシングマリンさん主催のアジング大会に参加してきた。
今年の3月5月にはメバル釣り大会に参加していて、いろいろ賞品もGetできるし大会の緊張感の中で釣りをするのが楽しくて、マリンさん主催行事としては3回目の参加ニコニコ

大会の基本ルールは、17時以降受付開始で、24時までに帰着して検量。
陸っぱりからのアジングで、2尾の総重量で順位を付ける仕組み。

この日は少し早めに高松を出て海況を確認しながら、受付時間までにメッキと遊ぶつもりだった。
2年前の同時期に釣果のあったポイントO河口小突堤へ夕方に入る。
ちょうど先日入手した新しいプラグの動作確認をしながらメッキ調査を進めるが、チェイスすらなく沈黙が続く。

1時間ほど竿を出して一通りプラグの動作確認を実施して終了タラ~
アジングタックルのセットを済ませ、17時30分頃にアジング大会の受付を完了。

今回はアジ狙いだが、三本松、引田、北灘エリアを釣り歩くか、さぬき市、高松市辺りを釣り歩くか迷った末に、さぬき市、高松市ルートを選択。
メッキ狙いで訪れたエリアが赤潮のような状態で潮色が悪かったのと、約10日前には高松市内で好釣果を得ていたこともある。

最初に入ったのは、さぬき市内でアジやタチウオの実績場であるポイントT埋立地。
いつもの突堤が人で埋まっていたので、港内の常夜灯周辺を探っていたら、ボトム付近でバイトが出て、アジ用に緩めていたドラグが鳴り響き、根魚特有の鋭い突っ込み汗
ドラグを締める頃には時すでに遅く、根に入られてしまった。
しばらく動き出すのを待っていて、隙を見て一気に巻き上げようとしたその時、痛恨のバラシガーン

なんとクレイジグ波動アジ1.3gのフックが折れていたタラ~
もともと刺さりを重視したアジ用のフックだし、昨秋から使い続けていたので根魚の強烈な引きには耐えられなかったのだろう。
引き味からすると、20cm台後半はありそうな感じだった。
ヒットルアーは、アジニョロ

バラシが悔しくて、アジ狙いはそっちのけでクレイジグレンジキープ1.2gキビキビナーゴ2インチをセットし、ボトムワインドで根魚を狙う。
しかし釣果は豆カサゴのみタラ~
結局、1時間も港内で粘って根魚を狙うが、再び良型がヒットすることはなかった。

その後は、さぬき市内の実績ポイントをラン&ガンするが、今シーズンは高松市内でしかアジングをしていないので状況が分からず、アジの反応が得られない。

魚信があったと思ったら、この日は本命でないメバルとカサゴ。
ヒットルアーは、クォータームーンピンテールリングアジニョロ
いずれもキープするほどのサイズでもない。

24時帰着なので余裕だろうと当初は思っていたが、受付から2時間以上が経過しても未だアジの釣果ゼロという現実に、次第に焦りが生まれてくる汗

ようやく待望の1尾がヒットしたのは、受付から約3時間が経過した時点。
さぬき市内を諦めて高松まで移動し、今シーズン、釣果実績を積み重ねた湾奥のポイントJに入ったのが実を結んだキラキラ
20cmにも満たないサイズだけど、嬉しい1尾。
頂き物のアジメバガチヘッド1gアジニョロの組み合わせ。

しかし、この湾奥エリアは回遊待ちの傾向があり、先日のような入れ食い状態ではない。
2尾確保したら先日好釣果を得たポイントに移動してサイズ狙いをするつもりだったが、後が続かずに結局、1尾キープしたのみで本命ポイントに向かうダッシュ

到着してみると、釣り師が大勢押し寄せていてクルマを停める場所もない状態ビックリ
この日の夜は暖かく、土曜の21時頃で秋のハイシーズンということもあるのだろう。
ほとんどがタチウオ狙いのようで、等間隔で人が並んでキャストを繰り返している。

普段、平日の深夜釣行中心で人混みが苦手な自分はポイント入りする気力もなく、再び湾奥へ。

しかしアジの魚信はなく、メバルとカサゴの釣果のみ。アジ1尾をオーシャンルーラーランガンライブウェルで活かしながら検量に向かう車

夜間で一般道も空いているとはいえ、今年のエギング大会で検量に間に合わないミスを犯していたので、少し早めに切り上げる。
フィッシングマリンさんの大会では、参加賞を帰着後に先着順で選ぶ方式なので、早めに到着しておきたいという狙いもあるシーッ

そして、参加賞を含めた今回の大会参戦における戦利品キラキラ
中央に写るのは、ドレスのトランクカーゴ。今大会には不参加だったDRESSテスターさんが提供してくださった物で、一番小さいアジを釣り上げた人への賞品ということで、高松市内の湾奥で釣り上げたアジが最小の49gを記録し、ブービー賞を受賞テヘッ 大事に使わせていただきます!

参加賞は、バブルサーディン2インチ(クリアオレンジ/シルバー&オレンジフレック)を選択。
今夏、アコウの実績もあり、手持ちのカラーが少なくなってきたので有り難い。

賞品の受け渡しが一巡し、余りを参加者で分配。
メバル大会の時にGetしたシーガーのTシャツの着心地が良かったので、色違いを入手。
さらにバークレイアジデント1gもGet。今年新発売のジグヘッドらしい。
同じバークレイのバブルサーディンに合わせるのにピッタリ。
シンカーのくぼみで引き抵抗を感じ易い設計になっており、ティクトブルヘッドに似たコンセプト。

上位入賞者は、ホームの地の利を活かして東かがわ周辺での釣果が多かった様子。
ワームはオキアミ系のカラーで、0.5gから1gのジグヘッド使用者が多かったみたい。
優勝者の記録は、97gと86gで合計183g。体高があってよく肥えたアジだった。
大会記録はこちらを参照。15名のエントリーで、釣果があった13名中、ダントツの最下位ガーン

振り返ると、さぬき市内で時間を費やして高松に到着した頃には干潮の潮止まりを迎えてしまい、本命ポイントの混雑具合も想定外だったことが敗因だった。
回遊魚を対象にした大会では、事前調査をして海況を把握しておくのがやはり重要。
結果的には良い賞品も貰えて大会としては楽しめたけど、前回のアジングが好調すぎてギャップが激しかった汗

賞品は抜きにして、定められた時間内にいかにして対象魚を引き出すか、ポイント選定に始まり、実釣から帰着までの間、戦略を練って緊張感を保って釣り続ける大会は、やはり普段の釣りでは味わえない醍醐味がある。
来シーズンもメバル大会を企画中のようなので、スケジュールが合えば参加したい。

フィッシングマリンさん、そしてDRESSテスターの方、大会運営と賞品をありがとうございました。
大会終了後の帰路にも竿を出したけど、新作プラグのインプレを交えて別記事でアップ予定シーッ

11月19日(土) 16:00~17:00 潮位:165cm~160cm 中潮:満潮15:26(170cm)
        18:00~22:30 潮位:160cm~120cm 中潮:干潮20:55(106cm)

【メッキ】
Rod:Blue Current 70Ti/PLUG Special
Reel:12 Vanquish 2000S + Aluminum Sensitive Knob
Line:Sea Bass PE Shallow Finesse #0.6(8lb)
Leader:Seaguar #1.7

【アジ、メバル、カサゴ】
Rod:VARIVAS ViOLENTE Super Light Game VLSL-68-SS
Reel:12 Vanquish C2000HGS + 1000SS Spool
Line:月下美人 月ノ響 0.2号(6lb)
Leader:Potenssive Soare #1

≪ヒットルアー≫
アジニョロ(必殺イワシ) + クレイジグ波動アジ1.3g
キビキビナーゴ2インチ(クリアーホロフレーク) + クレイジグレンジキープ1.2g#6
クォータームーン ピンテールリング2インチ(ピンク/シルバーラメ) + 尺ヘッド R type 0.5g
アジニョロ(必殺イワシ) + アジメバガチヘッド1g#6
クォータームーン ピンテールリング2インチ(ピンク/シルバーラメ) + SWロックフィッシュジグヘッド0.5g#10
アジニョロ(必殺イワシ) + SWロックフィッシュジグヘッド0.5g#10  


Posted by shin1979 at 00:30Comments(0)タックル釣行記Ocean Ruler

2016年11月23日

新発売のライトゲーム用プラグ

先月末から今月にかけて、ナチュラムから10%引きのクーポンが届いたので、タックルを補充。
ちょうど今シーズンに新発売された小型プラグ類も試しに買ってみたので、その紹介をしたい。

まずは、今夏のタコ&根魚釣りでワームを消費したので、半額になっていたカスミクロー3インチ(モエビ)を補充。
そしてティクトから新発売になったフロッパー38(ベイビースクイッド)
さらにアピアゴールドワン(シラス一番)


フロッパーを開封すると、アイ(目玉)が付いていない。念のためメーカーに確認したら、ベイビースクイッドスジエビのカラーは、イカやエビの動きを想定し、ラインアイ側をお尻と見立てて、後方部分に塗装で黒丸を入れているとのこと。初期不良ではなく一安心。
38mm、2.5gのサイズは、中小型のメバルに効きそうなサイズ感。
香川県内なら、マツイカがベイトとなる時期にも重宝しそう。

ゴールドワンは、元オーシャンルーラー金丸竜児氏がアピア移籍後の初プロデュースとなる新型プラグ。メガバスとアピアの業務提携が雑誌を賑わせていたが、メガバスが製造したルアーのようだ。
37mm、5gのサイズは、空気抵抗が少ないボディ形状と相まって、かなり遠投できそう。ダートも効くようなので、マリアポケッツ ダート的な使い方でメッキにも使えそう。

こちらは京都訪問時に中古釣具屋で入手した商品。
マルシン漁具シラスベイト2.5寸(レインボーピンク)は、タコや根魚狙いに使うつもり。
そして掘り出し物だったのは、スミスAKM48(マットパール)が新品で半額以下の605円。かつての実績ルアーでロストしていただけに、良い買い物ができた。

すでに先週末に新作プラグの実釣を済ませているので、釣行記は後日アップ予定シーッ  


Posted by shin1979 at 00:30Comments(0)タックルルアーメモ

2016年11月21日

好調☆高松アジング

先日の実釣テスト以来、忙しくて釣行の余裕がなかったけれど、息子がこの前のアジで作ったアジフライが美味しくてまた食べたいというので、11月の初釣行はアジングに出かけた。
地元ブロガーさんやインスタグラムの情報では、市内でも好調なアジの釣果を目にしているので、今回はルナキアソニック改ではなく、ヴィオレンテでバシバシ掛けるつもりで出撃ダッシュ

やってきたのは、今シーズンよく通った湾奥ではなく、外海に面したポイントM新護岸。
初めは前回の最後に入ったポイントで数投するが反応なく、常夜灯がより効いている東側へ。
さすがに平日の深夜なので、ポイントは貸切状態キラキラ

一投目から本命のアジGetテヘッ
ヒットルアーは、クォータームーンピンテールリング
この日は93円だったのでまとめ買いしたジグヘッドを使用。
#8のフックサイズが20cm前後のアジにちょうど良かったのか、狙い通りにフッキングが決まった。

高活性だったので、昨年末に半額で入手したけどサイズが大きくてほとんど使ってなかったLeech’z 2.5インチを試してみたが、このサイズでもガツガツ当たってくる。
この日は根掛かりでジグヘッドを失ったときだけワームを替えたが、この2つのワーム1本ずつで最後まで釣れ続いた。

最後は根掛かりで再びジグヘッドを失ったのを機に納竿。
ワームローテーションの必要がないぐらい釣れ続き、一時的には入れ食い状態だった。サイズは20cmを頭に19尾。
鋭い引き味の魚を何尾か逃がしたので、20cmUPも混じっていたか。
写真撮影を入れずに釣りに集中していればもっと数は伸ばせたかな。

ヴィオレンテ68はバットが硬いので、ドラグをかなり緩めて走らせながら、ハイギアのリールで一気に寄せて足場の高いところから抜き上げて捕獲する方法を採った。
もう少し曲がるロッドならバラシも少なく、ロッドで引き味も楽しめたかも。

夜は10度以下まで気温が下がり、もう真冬の装備が必要。
この日は、先日紹介したオーシャンルーラーウォームグローブを初使用。
フィット感は抜群で、薄手だけど内部は起毛していて温かいので、冬季のライトゲームに最適。
掌部はグリップ力に優れているので、エギングやライトショアジギ用途でも握り易そう。
2013年末から冬場のライトゲームで使っている34超高感度グローブと同様、マジックテープが不使用なので、ラインが絡まる心配もない。
今年、超高感度グローブver.2が発売されたので、初代との併用を考えていたが、ORウォームグローブが予想以上に使い心地が良かったので、初代の超高感度グローブが劣化して使えなくなるまでは併用していくつもり。
ORウォームグローブは34グローブの約半値程度なので、コストパフォーマンスは高いニコニコ

11月10日(木) 4:00~5:30 潮位:115cm~145cm 若潮:満潮7:25(166cm)

Rod:VARIVAS ViOLENTE Super Light Game VLSL-68-SS
Reel:12 Vanquish C2000HGS + 12 Vanquish 1000SSスプール
Line:月下美人 月ノ響 0.2号(6lb)
Leader:BAWO SUPER POWER finesse BRAID LEADER 3lb

≪ヒットルアー≫
クォータームーン ピンテールリング2インチ(ピンク/シルバーラメ) + ロックマニアジグヘッド1g#8
Leech'z 2.5インチ(ブラッドオレンジ) + ロックマニアジグヘッド1g#8  


Posted by shin1979 at 00:30Comments(0)釣行記Ocean Ruler

2016年11月18日

Ocean RulerのNewアパレル

この夏、オーシャンルーラーの自動膨張式ライフジャケットを新調した記事をアップしたが、同社からアパレルの新製品案内が届いたので、試しに購入してみた。

まず紹介するのは、12.2オンス デニムスエットフルジップパーカー。
こちらはモニター限定品とのこと。

Ocean Rulerのロゴ入りだけど、タグに記載しているように元の製品はUnited Athle製
同社は無地の衣類販売業者で、一般向け販売だけでなく、企業相手に自由にロゴを入れられる点をウリにして販売しているらしい。

今回の購入品で一番期待していたのは、パーカーではなくセット販売で安く入手したORウォームグローブ
最初、写真で見た限りでは、指穴が開いていない完全なグローブで自転車乗車時の手袋代わりに使おうと思っていたけど、実際の製品は3本指タイプの一般的な釣り用グローブで嬉しい誤算。

表面はシダーマットという素材で内側が短く起毛してあり、防風・撥水・保温に優れているようだ。
同じ素材を使った製品に、がまかつシダーマットグローブがある。
しかし価格ではオーシャンルーラーのほうが、わずかにお得。


洗濯表示もあり、すでに一度実釣で使用して魚で汚れたので洗濯を済ませているが、裏面の起毛も劣化せず、表面のグリップ力も維持されている。
実釣を通じたインプレは次回の釣行記に譲るとして、オーシャンルーラーとしては初めてのウォームグローブだと思われるが、なかなかの良品だった。


続いての製品は、これもセット販売のORツバ付きニットキャップ
無難な色合いでロゴも控えめなので、タウンユースにも使える。




内側はこんな感じ。ニット帽にツバが付くことで、晴天時の日差しと雨天時の雨粒から視界を守るとのこと。
実際に偏光グラスをかけたとき、ツバ付き帽子の有用性は体感できる。



主素材はアクリルで、手洗いによる洗濯表示あり。
ナチュラムに登録されているオーシャンルーラー製アパレルは、今のところウォームグローブと、つば付きニット帽のみ。しかしORという略称の製品名は、アパレル業界では3年前の記事でも取り上げたアウトドアリサーチ(OR)製品と紛らわしいので、ジャンルは違うけど再考した方が良いと個人的には思う汗

<参考>
※2020年5月16日「フルジップとプルオーバーの違い」  


Posted by shin1979 at 00:30Comments(0)タックルOcean Ruler

2016年11月16日

祝・100万アクセス突破!

前回の記事から今回の記事までの間に、1,000,000アクセスを突破したようですクラッカー
アクセス数から考えると、11月15日中に達成したようです。
このブログは、各記事内でも記事同士のリンクを張っているので、キリ番を踏んだ方も気づかなかったかもしれませんが、ラッキーなキリ番をGetされた方に、良い釣果がありますように♪黄色い星

2006年12月17日のブログ開設以来、約10年間で100万のアクセスがあったことになります。
ルアー釣りを本格的に始めるのと同時にブログを開設したので、ここまで続けられたことに、驚きとともに感慨深いものがあります。
自分のアクセスもかなり多いですが、読者登録してくれている人も一定数いるようですので、更新の励みになっています。

更新のモチベーションとしては、釣行データの蓄積という面だけでなく、本ブログの読者には周知のことと思いますが、アフィリエイトの効果が大きいです。
アフィリエイトプログラム導入に伴う商品リンクの設定等、1つの記事の作成に手間と時間はかかりますが、地道な記事の積み重ねが功を奏し、12ヴァンキッシュ16スティーズSV TWをポイントで入手することもできました。

アフィリエイトのリンクを踏ませることに否定的な見解もあるかもしれませんが、本ブログでは記事内容と全く無関係なアフィリエイトリンクを張ることはしていません。
ナチュラムだけでなく楽天ショップの商品サイトへのリンクも張っていますが、本ブログの記事を読まれた方が商品のスペックや解説文等、参考になるような情報が掲載されている店舗のリンク先を選んで張っていますので、何らかの参考にしていただければ幸いです。

*****

もともとブログを始めたきっかけが、自分がルアー釣りを始めるにあたり、ロッドの購入を検討しているときに、他のブロガーさんのインプレ記事を大いに参考にしたので、自分も情報提供者の側に立って有益な情報を提供したいという思いがありました。だから最初の投稿が、何の前触れもなく、いきなりタックルインプレの記事で始まっています汗

この背景には、インターネットを通して釣りの世界が広がったことにあります。
ちょうど学生時代にインターネットが一般に普及し始める頃でしたが、大学時代は釣りから離れていて、釣りの世界とネットの世界が繋がっているという認識は当時は全くありませんでした。
約10年前に故郷に戻ったのを機に、釣りを再開しようかと思ったときに、ネットで膨大な釣り情報を入手できることに衝撃を覚えました。
なんせ、それまでの釣り情報と言えば、中学から高校時代に購読していた『東海釣りガイド』や、立ち読みをしていた『週刊釣りサンデー』、三重テレビでも放送していた「ビッグフィッシング」や「釣りロマンを求めて」ぐらいでしたから。

約10年前は、現在も続くルアー釣り雑誌ももちろんあって、そこから情報を得たのもありますが、多くはネット上の個人サイトで各ジャンルの釣りの概要を掴んで、個人の釣りブログで釣果情報や製品インプレをチェックするという形で知識を身に付けました。
餌釣りから始めた自分は、バス釣り隆盛期にも頑なに餌釣りをしていて、ルアー業界の横文字の用語が意味不明で恥ずかしいとさえ思っていましたが、まさか10年間もルアー釣りを中心とする釣りブログを続けて、自分が横文字を羅列する記事を書くとは当時は思ってもいませんでした。

現在は、釣りのテクニックや理論解説から哲学的な内容まで考察するブログもたくさんありますが、本ブログは実釣主義に基づいて、管理人自身が実際に釣行した記録や、所持したり使用したタックルのインプレ記事を中心に構成していますので、単調で面白みのない内容かもしれません。
しかし、継続することに意味があると思っていますので、今後も細々と続けていきたいと思います。

*****

先日、アウトドア系のナチュラムブログをやっている友人とのやりとりで、データの使用容量が残りどれぐらいかという話になって、写真愛好家で高画質の写真をアップしている友人は容量が一杯になって別会社のブログ開設も検討中とのことでしたが、こちらはVGAサイズでアップロードしているため、約10年が経過した現在も、4分の1ほどの消費にとどまっています。

サムネイル形式で記事に入れているのでクリックしてもVGAサイズのため、高解像度のモニターでは小さいサイズで綺麗な写真でもありませんが、あくまで本ブログは文章メインで記録用としての写真掲載ということですので、ご理解ください。
このペースで同じサイズのデータをアップしていけば、あと30年は継続できそうなので、ナチュラムがブログサービスを閉じない限り、あるいは炎上でもして自分から閉鎖しない限り(笑)、死ぬまで続けられそうですテヘッ

最後に、この10年間で最も印象に残った釣行記録として、2010年8月6日付けの記事を挙げたいと思います。
故郷の三重県では幻の魚だったアコウを、香川に来てまだ4カ月、クルマさえなく自転車釣行で初めてGetしたときの興奮は、まさに手足が震える感覚だったのを今でも覚えていて、プロフィール欄の写真にも使っています。

<参考>
※2018年8月11日「ナチュログバウンティキャンペーンに参加して
※2019年3月30日「フィッシングショーと人気ロッドの効果
※2019年6月30日「バウンティキャンペーンの副次的効果
※2020年11月6日「青物効果
※2025年3月31日「ブログランキングで初めての第1位を獲得」  


Posted by shin1979 at 00:30Comments(2)その他

2016年11月14日

実釣テスト

11月に入ってかなり冷え込むようになったけど、まだ10月末の釣行記が残っていたのでアップ。
この日も先日のように出張帰りだったけど、エギング大会以来、久々の釣行。
今回は、ルナキアソニックカスタムの実釣テストを兼ねて、近場のポイントJへダッシュ
このポイントは今シーズン、アジや根魚が好調で、常夜灯が効いてクルマも横付けできる場所。

第1投から幸先良く本命Getテヘッ サイズは18cm程度といったところ。
ヒットルアーは、クォータームーンピンテールリングクレイジグ波動アジ1.3gの組み合わせ。
その後もポツポツと20cm未満のアジを追加。


突然ドラグを引き出したのは、20cmUPの根魚キラキラ
特にタケノコメバルは25cm程度あり、根に入られて、リーダーがザラザラになったが、何とか捕獲成功。
ヒットルアーは、この春のメバル釣り大会で入手したNeedle 2.5インチ昨夏に入手したアジニョロ

その後は夏にアコウがヒットしたポイントに移動し、ここでもアジを追加。
根魚はリリースしたが、食材確保には十分なアジが揃ったので納竿。
アジの最大サイズは19cmで、20cmUPはならずウワーン
それでも今シーズンは、自分にも釣果が残せているので、好調なのだろう。
20cmUPを狙うなら、もっと潮通しの良いポイントのほうが良いか。

この日の目的であったルナキアソニックカスタムの使用感は、キャスト、感度、操作性、掛けてからの魚とのやりとりと、いずれの次元でも満足のいくフィーリングが得られた。
まあレングスがわずかに短くなって、トップガイドを交換しただけなので、使用感に大差がないのは当然だが、今後も使い続けられそうで一安心ニコニコ
何よりの収穫は、根魚相手にかなり強引なやりとりを繰り返しても、トップガイドのエポキシ樹脂はしっかり固まっており、実釣で十分な強度が確認できたことが大きい。
今後は気分や対象魚に応じて、ヴィオレンテ68との使い分けをしていきたい。

10月31日(月) 1:30~3:30 潮位:145cm~45cm 大潮:干潮5:12(28cm)

Rod:Lunakia Sonic LKS610ML Custom version
Reel:12 Vanquish C2000HGS + 12 Vanquish 1000SSスプール
Line:月下美人 月ノ響 0.2号(6lb)
Leader:Potenssive Soare #1

≪ヒットルアー≫
クォータームーン ピンテールリング2インチ(ライムチャート) + クレイジグ波動アジ1.3g
Needle 2.5インチ(グローオキアミ) + クレイジグ波動アジ1.3g
アジニョロ(必殺イワシ) + アジタブレットL 1g#8  


Posted by shin1979 at 00:30Comments(0)釣行記Ocean Ruler

2016年11月11日

ルナキアソニックのカスタム

先日インプレ記事をアップしたルナキアソニック(LKS610ML)だが、実は10月のタチウオ釣行時に、自分のミスでティップを破損させていたガーン
ラインが出ているのを知りつつロッドを移動させようとしたら、出ていたラインを踏んでしまってティップに負荷が掛かり、パキッという乾いた音で破損タラ~
幸いティクトティップカバーをしていたので、破損箇所はトップガイドを含めて数cmにも満たない長さにとどまった。

小学生の頃、一緒に餌釣りをしていた父親の堤防竿を折ったことはあったけど、大人になってルアー釣りを始めてから約10年目にして、初めてロッドを折ってしまったダウン

2013年に購入して保証書の期限は切れているので売却を考えたけど、比較インプレ記事にも書いたようにバランスが良くお気に入りのロッドなので、自分でトップガイドを取り付けて使い続けることにした。時系列的にはインプレ記事のアップよりも破損が先にあったけど、実釣の感覚が鮮明なうちに、区切りとしてインプレを残した次第シーッ

送料無料のヨドバシ.comで取り寄せたのが、FujiT-KGTTの3.5-1.5。
実はこれは2個目のガイド。最初は先径1mmのロッドだったから、ギリギリのパイプ径のサイズを注文したら、小さすぎて売却。2回目の注文では、3.5mm口径のガイドの中で最もパイプ径が大きい1.5mmサイズを注文。
こうした小物でも送料無料で届けてくれるのは有り難い。

Fujiのサイトでトップガイドの種類を確認すると、軽量なライトゲームロッドにはT-LFSTが合いそうだったけど、せっかくだし新製品のアロワナ・トップとフランジタイプのトルザイトリングガイドを装着しようと思い、T-KGTTを選択。
それでもKGトップガイド中、最もリング口径が小さい3.5mmを選んだ。


1回目の注文で失敗したので、2回目の注文では余裕を持って、3.5mmのリング口径で最もパイプ径が大きい1.5mmを選択。
そのため、若干ブランクとパイプとの間に隙間が空いている汗



ブランクとガイドの接着は、「エポクリヤー」を使用。
2液混合型のエポキシ樹脂系接着剤。
15gで500円以下。これもヨドバシから送料無料で入手。

ブランクとパイプの隙間はエポクリヤーで埋めて、5分で硬化開始するため、ある程度硬化が始まった段階で、ロッドスタンドに立てて24時間経過したときの写真。

ロッドビルディング系のサイトでは、スレッドを巻いた後、ウレタンでコーティングする方法もあるみたいだけど、今回はトップガイドでスレッドは巻かないし、エポキシ樹脂で固める方法をとった。
エポクリヤー自体に透明度があるので、ブランクとパイプの段差はエポキシ樹脂を盛って成形。

エポキシ樹脂は硬化時の気温や2液の配合具合で強度も変わってくるらしいので、実釣での強度やPEラインの捌き具合についてはこの時点ではわからないけど、とりあえず何とか形にはなった。

ヴィオレンテ68のティップ(上)との比較写真。ヴィオレンテのほうがティップ部のガイド間隔は狭く、LDBガイドの効果もあって、PEラインの糸絡み軽減に繋がっている。
一方ルナキアソニックは、ベリー部にガイドが多く設置されており、ロッド全体の曲がりを活かせる設計になっている。

総ガイド数はヴィオレンテ8個、ルナキアソニック9個。破損によりティップ部の間隔が詰まったが、それでもヴィオレンテのほうが狭い。

今回の補修により、6フィート10インチのルナキアソニックが、6フィート9インチ程度になったけど、自分で手を入れたことでさらに愛着が増してきた感じニコニコ
ティップ径は若干太くなったので、軽量ジグヘッドの操作感が変わっているかも。
生まれ変わった新たなロッドを手にした感覚なので、晩秋から初冬にかけて、メバルや根魚の実釣でその変化を試してみたい。

<参考>
※2016年11月14日「実釣テスト
※2020年5月9日「ブロンズィーXR(CBZS-69MLXR)のインプレ」  


Posted by shin1979 at 00:30Comments(2)タックル

2016年11月07日

ルナキアソニック(LKS610ML)の比較インプレ

先月はブルーカレントのベイトモデルや、モーリスグラファイトワークスのNewロッドの記事をアップしたが、再びロッドネタ。

ヤマガブランクスのサイトを見たら、BlueCurrent 82F NANOなる見慣れないモデルを発見ビックリ
フロートリグ遠投モデルのようで、発売は12月という急な発表。
昨年末に届いたカタログには未掲載だったので、ベイトモデルと同様に不意打ちか汗
このロッドはステンレスフレームガイドなので、お値段はトルザイトモデルのシリーズより安め。
しかし1万円台で買えた初代ブルーカレントのコストパフォーマンスを知るだけに、近年人気が出てからのヤマガのロッドは原材料費の高騰があるとしても、気軽に手を出しにくい値段にシーッ

元々書き溜めていた記事をアップする前にブルーカレント82F NANOの情報に接したので冒頭で話題に挙げたが、今回の本題は別のロッドのインプレ記事。
2013年秋の発売当初から購入し、主に秋から冬にかけてアジやメバルのライトゲームで愛用してきた天龍(テンリュウ)ルナキアソニック(LKS610ML)のインプレ記事を、遅ればせながらアップしたい。
4シーズン使い続けて思い入れがあるロッドなので長文ですが、時間があるときにご覧ください。

まずは基本スペックから。
Length: 6'10"
Weight: 78g
Lure: 0.2-3g
Line: 1-3lb、PE #0.1-0.3

仕舞寸法:106cm、先径:1.0mm、元径:7.8mm
カーボン繊維:94%/ガラス繊維:6%

次に製品コンセプトを公式サイトから抜粋。
「ジグヘッド単体での使用を前提に、近距離でのミクロ・バイトを、積極的に掛けることを重視。 コンマ刻みでルアーウエイトをコントロールし、極細ラインを使うことによリダイレクトな操作性を実現。」

旧モデルのルナキアは、本ブログ開設当初、自身がソルトルアーフィッシングを始めるにあたって、一昨年に事業撤退したダイコーのデクスターと並んで購入候補として検討していたロッド。
当時のテンリュウロッドは、シーバスロッドの旧SWATも含めて、グラス配合率が高く自重はあるが粘りもあるブランクというのが特徴で、ダイコーと並んで質実剛健な国産ロッドメーカーという印象。

ところが2012年にSWATがモデルチェンジし、自身が手にしたスワット(SW83LML)のスペックにあるように、デザインを一新するとともに、ライトゲームロッド並みの細いバットでシャープさを演出し、自重も驚異の軽量化を果たしながら、伝統の粘りは健在で曲げて獲るロッドを市場に展開してきた。

その後に製品化されたルナキアシリーズも、旧ルナキアから大幅に軽量化が果たされ、当時隆盛を極めたアジング用のロッドとしてルナキアソニックを、さらにライト系マッスルロッドというコンセプトで尺メバル、シーバス、チヌをターゲットにしたルナキアマグナムを市場に投入してきた。
いずれも曲げて獲るコンセプトは共通しており、その点ではヤマガブランクスブルーカレントシリーズに近い特徴を持っているといえる。

2010年に高松に来てからのライトゲームロッド遍歴は、同年冬に新調した初代ブルーカレント68を使い続け、途中フィネッツァ コルト(GOFCS-682UL-T)を並行して使っていた。
しかしフィネッツァ コルトは3シーズン目を迎える前に売却
ブルーカレント68も5シーズン目を迎える前に売却

ちょうどこの頃、市内にアジが回遊してくる時期があることを知り、1g以下のジグヘッド単体が心地良く扱えるロッドを検討しており、2012年に新調した新型SWATの調子が気に入っていたので、2013年に同メーカーのルナキアソニックを入手した。

実釣では、前述の製品コンセプトに倣って、1g前後のジグヘッド単体使用を中心に、カブラ軽量プラグでの釣りを展開し、アジやメバル、根魚やシーバスなどの釣果に恵まれた。
前置きが長くなったが、本記事では、この間に自身が実釣で使用したライトゲームロッドとの比較を交えながら、ルナキアソニック610のインプレを実施したい。

あまり古いロッドと比較しても読者に得るものが少ないと思われるので、昨秋入手したブルーカレント66 TZ/NANO Professor(以下、ブルーカレント66)や、今夏に入手したヴィオレンテ スーパーライトゲーム68(以下、ヴィオレンテ68)との比較を中心にする。
また、過去の釣行記にあるように、自身はほぼPEラインオンリーで使用しており、ジグヘッド単体使用時は、月下美人 月ノ響0.2号(6lb)を使い続けているので、フロロやエステルライン使用者とは感覚が若干異なるおそれがあることを付記しておく。

<キャストフィール、操作性>
まずはキャストと操作性に大きな影響を与えるティップ径と素材、ガイド設定、推奨ルアーウェイトを比較してみる。

ルナキアソニック610:1㎜(チューブラー)※ガイド数9個
ブルーカレント66:1.3㎜(チューブラー)※ガイド数7個(KRコンセプト、TZ仕様)
ヴィオレンテ68:不明(ソリッド)※ガイド数8個(カーボンソリッドの上に更にカーボンを巻き付ける製法。LDB仕様)

ルナキアソニック610:0.3-3g
ブルーカレント66:Rig 0.2-6g、Plug 1.8-4.6g
ヴィオレンテ68:0.4-5g

アジ狙いで多用される0.5-1g前後の軽量ジグヘッドのキャストは、どれも問題なく可能。
飛距離も特段劣っていると感じることはなく、あえて指摘すれば、ブルーカレント66は最もショートレングスだが、ガイド数が少なくトルザイトリングガイド仕様ということもあってラインの抜けは良く、このレングスにしては十分な飛距離が出る。
とはいえPEラインの使用であれば、LDBガイド仕様のヴィオレンテ68のほうがティップ絡みの解け易さは上だし、ガイド数が多いルナキアソニック610のほうが絡みも少ない。

ルナキアソニック610の特筆すべき点は、チューブラーティップでありながら先径1㎜の極細仕様という点。最近でこそティクトオリムピックから0.6㎜台のティップを搭載したロッドが市場に出て、極小ジグヘッドの操作性をアピールしているが、メバルを含めた他魚とのやり取りや、道具としての耐久性を考えると、1㎜程度のチューブラーティップのほうが安心感がある。
チューブラーティップ同士のブルーカレント66と比べると、わずか0.3mmの違いながら、ルナキアソニックのほうが1g前後の軽量ジグヘッドの操作感が良かったが、小型プラグを含めた汎用性という点では、ブルーカレントのほうに分があった。

ルナキアソニックのブランクは、マグナフレックス製法というもので製造されている。
特にカーボンフレックスという名称で、弾性率の違う素材をセクションごとに使用しチューブラー状に加工して造られている。
ティップ部の弾性率を下げることで柔軟性を持たせつつ、ベリーからバットは中・高弾性素材で張りと軽量化を図ることが可能。
柔軟なティップと強靭なバットというライトゲームロッドによくある仕様だが、ルナキアソニックはアジング向けなので、ティップはメバルロッドほど入り込むことはなく、パリッと張りがある感じ。しかし、グラス素材が6%配合されているおかげで、パツパツのアジングロッドではなく、負荷に対してしなやかに追従するロッドに仕上がっている。
こうした特性は、メバルの繊細なバイトを弾くことなく、しっかり感じ取って掛けることができる。

<感度、フッキング後の操作性>
感度については、自身のアジング経験は乏しいため、アジの食い方の違いによる細かなアタリの出方の差異までは認識していないが、18-20㎝程度のサイズでもコツッというバイトを感じ取ることはできる。

基本的に着水後はフォール主体で時々シェイクを交えつつ、ほとんど巻かないか、デッドスローリトリーブで狙う釣り方を多用。PEライン使用ということもあって、ラインを張るためにロッドをさびきながらシェイクを入れて、その後のフォール時の違和感で掛け合わせるスタイル。
他方、メバル狙いでは、着水後は単純なスローリトリーブが多く、チューブラーティップのロッドで掛けるスタイルが好み。
根魚狙いでは、着底後のリフト&フォールやダートさせて誘う。

こうした釣り方で、いずれのロッドもフォール時のジグヘッドの存在感はしっかり感じられる。
ガイド数が9個ありロッド全体が高バランスなルナキアソニック610も、ショートレングスでダイレクトな操作感があるブルーカレント66も、ティップ部に重点的に配置された小口径ガイドと極細ショートソリッドのヴィオレンテ68も、どれも高いレベルで実釣では十分な感度を有している。

フッキング後の操作性は、特にブルーカレント66はナノブランクの特性があるので、過去のインプレ記事を参照してほしい。
ルナキアソニック610とヴィオレンテ68のフッキング後の操作性の違いは、以前の釣行記で指摘したように、曲がる特性を活かしたルナキアソニック610に対して、高弾性ショートソリッド全盛時に登場したヴィオレンテ68の性格の違いがあり、リールのドラグ調整で対応する必要がある。

ルナキアソニック610は前述のとおり、マグナフレックス製法やグラス素材の配合により、ソフトなティップと負荷に対してしなやかに追従する性格があるので、フッキング後のバラシは少ない。
またメーカー表記でMLクラスのパワーはあるので、アジやメバル狙いのライトラインでシーバスを掛けたときも、しっかりドラグを効かせて慎重にやり取りすれば、獲ることができる。

<総評>
本記事はルナキアソニック610のインプレ記事なので、このロッドの優れた点をもう少し指摘すると、自重は3ロッドの中で最も重いにもかかわらず(ルナキアソニック610:78g、ブルーカレント66:60g、ヴィオレンテ68:66g)、バランスが極めて優れている点が挙げられる。

ルナキアソニック610とヴィオレンテ68の比較写真。
2枚目は、ルナキアソニック610と初代ブルーカレント68のグリップ周りの比較写真。

コルクとEVAを組み合わせたグリップ、とりわけリアグリップの形状から、一見すると太くて野暮ったい印象を与えるが、グリップ周りにウェイトをかけることで、6’10’’のレングスにもかかわらず、持ち重りがなくて非常に高バランスに仕上がっている。

普段組み合わせているリールは、12ヴァンキッシュの1000番C2000番リールスタンドを付けているので、おおよそ165g前後といったところ。

店頭でしか触ったことがないが、手にしたときにバランスが非常に良いと感じたロッドでは、34SBR-64もあるが、やはり同じようにグリップ周りが太くなっており、その分ウェイトがかけられている。

公式ブログでも製品紹介がなされているが、単純に軽量化を追求するだけでなく、全体のバランスを重視してしっかり作り込まれたロッド。
アジ狙いでティップを上げても、メバル狙いのリトリーブでロッドを寝かせても、根魚狙いでロッドにアクションを加えても、汎用性の高いチューブラーティップで張りと曲がりが両立しており、いずれの釣り方にも高い次元で応えてくれるロッド。

非常にお気に入りのロッドなので、昨秋の発売直後に手に入れたブルーカレント66 TZ/NANO Professorを1年未満の所有で売却し、ルナキアソニック610は手元に残して4シーズン目も使い続けることにしたテヘッ

Made in Japanの天龍ロッドでチタンガイドを搭載しながら実売価格は2万円代後半というのは、類似スペックで日本製ロッドのヤマガブランクスのブルーカレント610、オリムピックのヌーボコルトプロトタイプ610、がまかつの宵姫EX610と比べても圧倒的なコストパフォーマンス。
トルザイトリングガイドやナノブランクさえ求めなければ、実釣では十分な性能というのはこのインプレ記事でまとめたとおり。

今夏に処分価格で入手したViOLENTE スーパーライトゲーム VLSL-68-SSは、お気に入りのLDBガイド仕様ということもあり、この機会を逃すと入手困難なため購入したが、ルナキアソニック610とは、これまで述べてきたように性格が異なるロッドなので、うまく使い分けられそう。
こういう事情なので、モーリスのライトゲームロッドも気になるけど、今年は中古ロッドを買い漁ったので自重することにした。

古い物も含めてライトゲームロッドに関する過去のインプレ記事をまとめて以下に紹介シーッ
中古市場で見つけた時の参考にどうぞ。
時代によって組み合わせるリールやラインの違い、釣行エリア、自身の釣り経験値の差はもちろんあるので、その点は承知の上でご覧ください。
また、古い記事の中でリンク切れが発生している場合もあるので、ご承知おきください。

<参考>
※2020年7月21日「デクスター(TBX77)のファーストインプレッション
※2020年5月9日「ブロンズィーXR(CBZS-69MLXR)のインプレ
※2016年11月11日「ルナキアソニックのカスタム
※2016年3月9日「Blue Current 66TZ/NANO PROFESSORのインプレ
※2015年8月6日「ブルーカレント70 プラグスペシャル(BLC-70 Ti/PS)の比較インプレ
※2012年3月7日「フィネッツァ・コルト(GOFCS-682UL-T)のインプレ
※2011年7月8日「ブルーカレント(Blue Current 68)のインプレ
※2010年8月10日「リップラップステージ(RS-6102)のインプレ
※2009年12月23日「ラグゼ ソルテージ チータ(66L)のインプレ
※2007年11月5日「ホーネット スティンガー(HSS-642UL)のインプレ
※2006年12月17日「デクスター(DXTS-TBX88)のインプレ」  


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