2021年12月12日
パックロッドの素晴らしさ
今年もナチュログの年末恒例のベストアイテムキャンペーンが始まったので、1年間を振り返って釣り部門のベストアイテムについて記事をアップ。
いろいろタックル購入をしてきた中で、今年のベストアイテムとしては「パックロッド」(マルチピースロッド)をテーマに今シーズン購入したロッドを取り上げたい。
写真はオーバーゼアAGSとエギストTZ、ディアモンソックスに入れたドリームツアーエディションをまとめてポリカアーマーLGショートに収納したもの。
いずれも全てパックロッドだが、10g以下から40g前後のルアーまで妥協せず快適な使用感が得られるロッドが1つのロッドケースで携行可能に
今回の記事で焦点を当てるのは、今年購入した下記の2本のロッド。

今年は3月にオーバーゼアAGS 109ML/Mを購入。
4ピースで仕舞寸法88cm。パックロッドとしては長いが、全長10フィート9インチがこの長さに収まると考えれば十分コンパクト。車のトランクにも横置き可能。

5月にはエギストTZ 83M-P4を購入。
このロッドも4ピースで仕舞寸法67cmと、携行性重視のパックロッドと比べると長いので出張時に携行するには向かないが、ポリカアーマーLGに複数本まとめて収納可能で携行性は悪くはない。
2021年に新発売となった上記パックロッドの素晴らしさをまとめると、以下の点が挙げられる。
1. パックロッドの製造技術の進化による軽量・高強度化の実現
自身のパックロッド遍歴を振り返ると、餌釣り時代に購入した振り出しコンパクトロッドを除けば2009年に購入したスミスのベイライナーSB(BL-76LP/SB)が始まりだった。
この当時のパックロッドはコンパクトにできるけれども重くなるのが一般的で、このロッドも7.6ftのシーバスロッドだけどルアーウェイトは3-14gで自重140gと、現在のロッドと比べると粘りはあるが明らかに重くて軽量な印象からは程遠かった。仕舞寸法も4ピースで61.5cmだったが、携行性に優れたロッド袋が付属するので、ロッド本体を売却した後もこの袋は所持していて、エギストTZの携行用に今後は活用するつもり。
10年以上の技術の進化でパックロッドも軽量化と高強度化が実現し、オーバーゼアAGSシリーズのような長尺のライトショアジギングに使えるロッドや、エギストTZのようにしゃくりを多用するエギングにも対応できるパックロッドが登場した。
いずれも各ジャンルにおけるハイエンドモデルがパックロッドとして発売されたもので、メインロッドとして使っても使用感が損なわれない完成度の高いロッド。
2. 携行性について
今回取り上げた2本のロッドは、仕舞寸法88cmと67cm。
携行性を重視した40cm台のロッドと比べると確かに長くて小型スーツケースへの収納も不可能なので、出張時に持参するパックロッドとしては向いていない。
しかしこのサイズは車のトランクルームに横置き可能で、家族旅行で荷物を満載したトランクでもスペースを見つけて収納可能。しかも40cm台のパックロッドと比べても本格的なハイエンドモデルのロッドなので、家族旅行の合間でも妥協せず本気で釣りをしたいアングラーには最適なロッド。
出張時に持参するなら小型スーツケースに収まるサイズが最適なので、コンパットのケースに入る仕舞寸法のロッドが向いている。
3. 汎用性について
出張時に持参するにしても、家族旅行の車のトランクに入れておくにしても、旅先での釣行である以上、持参するルアーなどが厳選されるのはやむを得ない。しかし初めて訪れる場所だからこそ、様々な場面を想定して荷物が多くなったり、結局一度も使わなかったりすることも自身の遠征経験ではしばしばある。
そんなとき、パックロッドだからこそ特定の用途に特化した性能よりも汎用性の高さが重宝する。
今回紹介したオーバーゼアAGSも、ライトショアジギングを想定して幅広いルアーウェイトに対応し、青物、フラットフィッシュ、ロックフィッシュ、シーバスをターゲットにできる汎用性の高さがある。
エギストTZのほうも、エギングロッド自体が汎用性の高いロッドなので、餌木だけでなくジグヘッドやテキサスリグなど様々な用途に使える調子になっている。

今シーズンの実釣では、初夏の西讃ナイトアコウや秋の小豆島デイアコウなど、アコウに縁があった。特に小豆島では家族旅行の合間の釣果ということもあり、パックロッドの便利さを実感できた
来シーズンは今シーズンほとんど釣行できなかったサーフからの青物やフラットフィッシュ狙いでオーバーゼアAGSを使い、離島エギングでエギストTZを持ち込んでエギングだけでなくトップチヌやアコウ狙いなどバーサタイルに使っていきたい。
ダイワ(Daiwa) OVER THERE(オーバーゼア)AGS 109ML/M
テイルウォーク(tail walk) EGIST TZ 83M-P4
いろいろタックル購入をしてきた中で、今年のベストアイテムとしては「パックロッド」(マルチピースロッド)をテーマに今シーズン購入したロッドを取り上げたい。
いずれも全てパックロッドだが、10g以下から40g前後のルアーまで妥協せず快適な使用感が得られるロッドが1つのロッドケースで携行可能に

今回の記事で焦点を当てるのは、今年購入した下記の2本のロッド。
4ピースで仕舞寸法88cm。パックロッドとしては長いが、全長10フィート9インチがこの長さに収まると考えれば十分コンパクト。車のトランクにも横置き可能。
このロッドも4ピースで仕舞寸法67cmと、携行性重視のパックロッドと比べると長いので出張時に携行するには向かないが、ポリカアーマーLGに複数本まとめて収納可能で携行性は悪くはない。
2021年に新発売となった上記パックロッドの素晴らしさをまとめると、以下の点が挙げられる。
1. パックロッドの製造技術の進化による軽量・高強度化の実現
自身のパックロッド遍歴を振り返ると、餌釣り時代に購入した振り出しコンパクトロッドを除けば2009年に購入したスミスのベイライナーSB(BL-76LP/SB)が始まりだった。
この当時のパックロッドはコンパクトにできるけれども重くなるのが一般的で、このロッドも7.6ftのシーバスロッドだけどルアーウェイトは3-14gで自重140gと、現在のロッドと比べると粘りはあるが明らかに重くて軽量な印象からは程遠かった。仕舞寸法も4ピースで61.5cmだったが、携行性に優れたロッド袋が付属するので、ロッド本体を売却した後もこの袋は所持していて、エギストTZの携行用に今後は活用するつもり。
10年以上の技術の進化でパックロッドも軽量化と高強度化が実現し、オーバーゼアAGSシリーズのような長尺のライトショアジギングに使えるロッドや、エギストTZのようにしゃくりを多用するエギングにも対応できるパックロッドが登場した。
いずれも各ジャンルにおけるハイエンドモデルがパックロッドとして発売されたもので、メインロッドとして使っても使用感が損なわれない完成度の高いロッド。
2. 携行性について
今回取り上げた2本のロッドは、仕舞寸法88cmと67cm。
携行性を重視した40cm台のロッドと比べると確かに長くて小型スーツケースへの収納も不可能なので、出張時に持参するパックロッドとしては向いていない。
しかしこのサイズは車のトランクルームに横置き可能で、家族旅行で荷物を満載したトランクでもスペースを見つけて収納可能。しかも40cm台のパックロッドと比べても本格的なハイエンドモデルのロッドなので、家族旅行の合間でも妥協せず本気で釣りをしたいアングラーには最適なロッド。
出張時に持参するなら小型スーツケースに収まるサイズが最適なので、コンパットのケースに入る仕舞寸法のロッドが向いている。
3. 汎用性について
出張時に持参するにしても、家族旅行の車のトランクに入れておくにしても、旅先での釣行である以上、持参するルアーなどが厳選されるのはやむを得ない。しかし初めて訪れる場所だからこそ、様々な場面を想定して荷物が多くなったり、結局一度も使わなかったりすることも自身の遠征経験ではしばしばある。
そんなとき、パックロッドだからこそ特定の用途に特化した性能よりも汎用性の高さが重宝する。
今回紹介したオーバーゼアAGSも、ライトショアジギングを想定して幅広いルアーウェイトに対応し、青物、フラットフィッシュ、ロックフィッシュ、シーバスをターゲットにできる汎用性の高さがある。
エギストTZのほうも、エギングロッド自体が汎用性の高いロッドなので、餌木だけでなくジグヘッドやテキサスリグなど様々な用途に使える調子になっている。

来シーズンは今シーズンほとんど釣行できなかったサーフからの青物やフラットフィッシュ狙いでオーバーゼアAGSを使い、離島エギングでエギストTZを持ち込んでエギングだけでなくトップチヌやアコウ狙いなどバーサタイルに使っていきたい。

オーバーゼアAGSの3機種中、ML/Mのパワーで最も軟らかいモデル。
しかしAGSガイドやX45フルシールドのおかげで振り抜いた後もブレがないシャッキリした使用感。ブランクはSVFナノプラスを採用し、ナノアロイの特性で負荷を掛けるとしっかり曲がりながら魚を寄せてくれる。前述のアコウは、ガンガンサーフ フラッター30gの釣果。

パックロッドとしては珍しいエギングモデル。テイルウォークのハイエンドエギングロッドのエギストTZがベースになっている。
エギングロッドの汎用性の高さはパックロッドでも健在で、旅先で1本あれば様々な釣りに重宝する。前述のアコウは5gジグヘッドの釣果だが、小型プラッギングやライトテキサスでも根魚の実績有り。