shinの釣行記

2020-21年の発売時には所有しているパックロッドをもっと使い込むつもりで購入を見送ったディアモンスターMZ-7だが、2022年夏に再販され、このご時世で価格据え置き、さらに新たにセミハードケースが付属するということで、背中を押されて購入することに 釣具業界も値上げラッシュが相次ぐ中、今回を逃すとこの価格帯では入手できないかもという判断。

到着した最初の感想は、あまりに軽すぎてセミハードケースだけ届いたのかと思ったけど、中に緩衝材に包まれたロッドを見つけて一安心 2021年の再販時にはBaseクーポンの発行タイミングと重なったが、今回はAmazon Payが使えたのでアソシエイトで貯めたギフト券を利用。公式ストアのアプリ内では残り在庫が確認できて、売り切れ前に何とか買えた。

グリップは2ピースに分割できるみたいだけど、到着当初からグリップが接続されていて、かなり堅かったし、そのままでも仕舞寸法40cm以下は達成できているので分割せずに使い続けることにした。
6フィート6インチのレングスでガイド数は11個。TopのみSic+チタンで他は全トルザイト+チタンの5mmという小口径ガイド。

同一レングスで4ピースのトレイルブレイザー TBC664MHRFと比較。
トレイルブレイザーはアルコナイトリング仕様で、トルザイト仕様のMZ-7と比べると価格の違いは大きい。ガイド個数は9個と11個、ガイド口径の違いも一目瞭然。小口径多点ガイドのMZ-7はPEラインで使ってこそ感度と飛距離の恩恵を享受できる。

MZ-7のほうがグリップレングスは長くなっていて大型魚にも対応可能。5-40gの推奨ルアーウェイトで1oz超えのルアーキャストでも力を込めやすい。
グリップ周りやロッドデザインはシンプルで、ブランク構成に注力したことが伝わってくる。

ティップ部の比較ではMZ-7のほうが若干細身だが、ピースごとに太くなっていき、バット部は10kgリフトクリアが基準のディアモンスターシリーズらしい太さ。実釣で試し投げをした印象では、ティップはMLの柔軟さ、ベリーからバットにかけては各ピースごとにM、MH、Hと段階的にパワーアップしている印象で、マルチピースロッドの特性を最大限に活かした構成。

ロッドの特性もさることながら、MZ-7の価値はこの仕舞寸法にこそある。
ディアモンユーザーに多い海外遠征や怪魚釣りには関心がない自分でも、出張先や家族旅行での釣行など、釣旅による初場所開拓は大好きなので、同社のNUDEも手に入れたし、怪魚以外の身近な釣り全般に高感度と操作性、仕舞寸法を重視したMZ-7に手を出した。

2022年モデルはセミハードケース以外に収納ケースは付かないので、2021年に購入していたディアモンソックスに入れて手軽に持ち運べる。
今年ロッドソックス450としてリニューアルされたが、モンスターキス製品のマルチピースロッド全機種（仕舞寸50cm以下）に対応するので、仕舞寸法40cm以下のMZ-7には少し余裕がある。

各ピースを束ねてロッドソックスに収納した後、適当なロッドベルトで固定するとロッド同士が動いて傷が付くこともない。このまま鞄に収納して持ち運ぶこともできるし、他社製パックロッドの収納ケースに入れることも可能。2022年モデル付属のセミハードケースは小物入れスペースや複数本収納できるサイズで分厚いので、釣旅向きのケース。

付属のセミハードケースの携行性については別記事でインプレする予定。
仕舞寸法42cmのワイルドサイド WSC60ML-5との比較。携行性だけならWSC60ML-5も素晴らしく、ベイトフィネスリールと組み合わせてトップチヌも楽しめる。だが10g以下の繊細な釣りから20-30g超のルアーをキャストして不意の大型魚にも対応するパックロッドとしてはMZ-7が最適。

ディアモンシリーズのロッドを検討している方のために、修理対応の説明書を紹介。2022.8.10に内容が更新されたようだ。
MZ-7については、全セクション一律15,000円（税・送料別）のパーツ販売。

ディアモンシリーズお約束の「楽しい未来（釣竿）」
7月末にレンタル期間を終えたハートランドリベラリストに代わり、新たなベイトパックロッドの相棒ができたので末永く釣り旅を楽しみたい
初釣果は夏バス、小型アコウなら余裕のやりとり。

＜参考＞
※2022年9月11日「ディアモンスター2022年モデルの特製セミハードケース」
※2022年9月17日「ナッゾジグでバスの数釣り」
※2022年9月19日「今シーズンの初アコウ」
※2023年7月17日「【Monster Kiss】DearMonster MZ-6S 入手」