2017年05月25日
スワット(SWAT SW83LML Tidal Walker)のインプレ
昨年はブルーカレント66TZ/NANOプロフェッサーやルナキアソニック610のインプレ記事をアップしてきたけど、釣行頻度からしてライトゲームロッドのインプレばかりで、その他の所有ロッドのインプレが進んでいない
昨年中古で入手したアルテサーノ キャステイシア82/05と入れ替わりで手放したスワット83LMLは、2012年に入手してちょうど5年経つので、感覚が忘れないうちにインプレ記事だけでも残しておきたい。
SWATシリーズは、ルナキアソニックと同じ天龍(テンリュウ)製のロッド。
同社のシーバスロッドの中ではハイエンドモデルに位置づけられるが、それでも実売3万円台で入手可能なので、ルナキアソニックやルナキアマグナムと同様、コストパフォーマンスに優れた日本製ロッド。
自身が購入した2012年にフルモデルチェンジを果たしたと記憶している。
旧モデルはワインド/フィネス、ディスタンスと、釣法に合わせてバリエーション展開をしていたが、現行モデルは追加機種を入れて全9モデル(内ベイトモデル2機種)のみ。
この数は旧型スワットと同様の数。
かつてはチタンフレームガイドのスワットに対し、ステンレスフレームガイドのマスタープランというモデルが存在していたが、現在のシーバスロッドはスワットシリーズのみ。
この点はアジやメバル用のルナキアソニック、メバルやチヌ用のルナキアマグナム、根魚用のロックアイ ヴォルテックスと、用途別に展開する方針に変化したらしい。
SWAT SW83LML(Tidal Walker)の基本スペックは以下のとおり。
Length: 8'3"、Tip Dia: 1.6mm、Butt Dia: 8.8mm
Weight: 117g、Lure: 6-30g
Line: PE 0.6-1、6-14lb、Carbon/Glass: 89/11
Action: Regular Fast
特に強調したいのは、元径と自重。
8.8mmはメバルロッド並みの細さ。117gの自重は8フィート台のシーバスロッドとしては、5年前のロッドにもかかわらず、現在と比較してもかなり軽量な部類。
それでいて6-30gのルアーウェイトを実現した汎用性の高いシーバスロッドを設計できるのは、さすが老舗ロッドメーカーで自社釜持ちのテンリュウの技術といったところ。
旧モデルのSW83Lは、9.2mmの元径で十分細かったが自重が139g。
カーボンとグラスの比率が78/22だったので、グラス配合率の高さのため自重があったのだろう。
新モデルになってカーボン比率が増し、元径も細くなって軽量かつシャープさが増した。
さらにデザイン面でも、斬新なグレー&シルバーを基調としたロゴにコルクとEVAの組み合わせで、洗練された印象。
ちょうど8フィート台前半のシーバスロッドを検討していた時期に、自分好みのダウンロックタイプのリールシートだったし、一目惚れをして購入に至った。
実釣での使用感としては、このロッドを一番多用したのは秋のタチウオ狙いだった。
レギュラーファーストアクションで、旧モデルよりカーボン比率が高まったとはいえ、1割前後グラス素材が入っていることもあり、テンリュウロッドらしい粘りと曲がりで5-7g程度のジグヘッドがキャストし易く、タチウオがヒットしてもしっかりとロッドが追従しながら粘ってバラシを防いでくれた。
このロッドを手放した今となっては、タチウオ狙いには昨秋入魂を果たしたモアザン78LLX チヌ&フラットが担ってくれるだろう。
SW83LMLを使用したメモリアルフィッシュとしては、今でも自己記録魚となっているシーバス。
ロッドがしっかり曲がりつつ、粘って寄せてくれたので、ばらすことなく捕獲できた。
ほかにもエギングやトップチヌで使ったりと、汎用性の高さを重視したモデルだけあって、シーバス以外にも様々な用途に活躍してくれた。
推奨ルアーウェイトは6-30gだけど、どちらかというと軽量ルアーやジグヘッドのキャストを得意とする印象。
ロッド自体にウェイトを乗せてキャストすれば30g前後のルアーを投げることはできるが、キビキビとアクションを入れるのは厳しいか。
ロッドのレングス的にオープンエリアで遠投を目的としたロッドでもないので、10g前後のルアーで港湾部や小河川をテクニカルに攻めるのに向いている。
結局、幸運にも中古で安くキャステイシア82/05を入手できたこともあり、用途が重なるスワット83LMLのほうを売却することにした。
ロッドの性格的にはキャステイシアのほうがかなり張りが強い印象。
ガイドの数もスワットが7個に対してキャステイシアが9個と、近いレングスにもかかわらずこの差は感度面でキャステイシアにアドバンテージがある。
ブランク素材の面では、キャステイシアのカーボン含有率が99%なので、スワットほど柔軟な曲がりはない。
しかしスワットのほうもバット部は高弾性素材が使われていて、ブレがなくシャッキリした使用感は共通している。
リトリーブで喰わすシーバス狙いならスワットの曲がりと粘りが確実に捕獲に導いてくれるだろう。
自分はシーバス以外にも根魚狙いに使いたかったので、レギュラースローテーパーといえども張りと感度に優れたキャステイシアを選び、スワットを手放した。
発売から5年が経過したが、追加モデルもラインナップされているので、まだ当分は現行モデルがテンリュウのシーバスロッドとして第一線を飾るのだろう。
ロングレングスのモデルはシーバスだけでなくフラットフィッシュにも使えるし、ベイトモデルを含めて9機種あればほとんどの釣行シーンをカバーしてくれる。
よく曲がって粘りのあるロッドが好みなら、天龍製ロッドは選択肢の一つとしてお勧めしたい
以前にも比較インプレの記事をアップしているので、こちらも参照していただきたい。

昨年中古で入手したアルテサーノ キャステイシア82/05と入れ替わりで手放したスワット83LMLは、2012年に入手してちょうど5年経つので、感覚が忘れないうちにインプレ記事だけでも残しておきたい。
同社のシーバスロッドの中ではハイエンドモデルに位置づけられるが、それでも実売3万円台で入手可能なので、ルナキアソニックやルナキアマグナムと同様、コストパフォーマンスに優れた日本製ロッド。
自身が購入した2012年にフルモデルチェンジを果たしたと記憶している。
旧モデルはワインド/フィネス、ディスタンスと、釣法に合わせてバリエーション展開をしていたが、現行モデルは追加機種を入れて全9モデル(内ベイトモデル2機種)のみ。
この数は旧型スワットと同様の数。
かつてはチタンフレームガイドのスワットに対し、ステンレスフレームガイドのマスタープランというモデルが存在していたが、現在のシーバスロッドはスワットシリーズのみ。
この点はアジやメバル用のルナキアソニック、メバルやチヌ用のルナキアマグナム、根魚用のロックアイ ヴォルテックスと、用途別に展開する方針に変化したらしい。
Length: 8'3"、Tip Dia: 1.6mm、Butt Dia: 8.8mm
Weight: 117g、Lure: 6-30g
Line: PE 0.6-1、6-14lb、Carbon/Glass: 89/11
Action: Regular Fast
特に強調したいのは、元径と自重。
8.8mmはメバルロッド並みの細さ。117gの自重は8フィート台のシーバスロッドとしては、5年前のロッドにもかかわらず、現在と比較してもかなり軽量な部類。
それでいて6-30gのルアーウェイトを実現した汎用性の高いシーバスロッドを設計できるのは、さすが老舗ロッドメーカーで自社釜持ちのテンリュウの技術といったところ。
旧モデルのSW83Lは、9.2mmの元径で十分細かったが自重が139g。
カーボンとグラスの比率が78/22だったので、グラス配合率の高さのため自重があったのだろう。
新モデルになってカーボン比率が増し、元径も細くなって軽量かつシャープさが増した。
さらにデザイン面でも、斬新なグレー&シルバーを基調としたロゴにコルクとEVAの組み合わせで、洗練された印象。
ちょうど8フィート台前半のシーバスロッドを検討していた時期に、自分好みのダウンロックタイプのリールシートだったし、一目惚れをして購入に至った。
実釣での使用感としては、このロッドを一番多用したのは秋のタチウオ狙いだった。
レギュラーファーストアクションで、旧モデルよりカーボン比率が高まったとはいえ、1割前後グラス素材が入っていることもあり、テンリュウロッドらしい粘りと曲がりで5-7g程度のジグヘッドがキャストし易く、タチウオがヒットしてもしっかりとロッドが追従しながら粘ってバラシを防いでくれた。
このロッドを手放した今となっては、タチウオ狙いには昨秋入魂を果たしたモアザン78LLX チヌ&フラットが担ってくれるだろう。
SW83LMLを使用したメモリアルフィッシュとしては、今でも自己記録魚となっているシーバス。
ロッドがしっかり曲がりつつ、粘って寄せてくれたので、ばらすことなく捕獲できた。
ほかにもエギングやトップチヌで使ったりと、汎用性の高さを重視したモデルだけあって、シーバス以外にも様々な用途に活躍してくれた。
推奨ルアーウェイトは6-30gだけど、どちらかというと軽量ルアーやジグヘッドのキャストを得意とする印象。
ロッド自体にウェイトを乗せてキャストすれば30g前後のルアーを投げることはできるが、キビキビとアクションを入れるのは厳しいか。
ロッドのレングス的にオープンエリアで遠投を目的としたロッドでもないので、10g前後のルアーで港湾部や小河川をテクニカルに攻めるのに向いている。
結局、幸運にも中古で安くキャステイシア82/05を入手できたこともあり、用途が重なるスワット83LMLのほうを売却することにした。
ロッドの性格的にはキャステイシアのほうがかなり張りが強い印象。
ガイドの数もスワットが7個に対してキャステイシアが9個と、近いレングスにもかかわらずこの差は感度面でキャステイシアにアドバンテージがある。
ブランク素材の面では、キャステイシアのカーボン含有率が99%なので、スワットほど柔軟な曲がりはない。
しかしスワットのほうもバット部は高弾性素材が使われていて、ブレがなくシャッキリした使用感は共通している。
リトリーブで喰わすシーバス狙いならスワットの曲がりと粘りが確実に捕獲に導いてくれるだろう。
自分はシーバス以外にも根魚狙いに使いたかったので、レギュラースローテーパーといえども張りと感度に優れたキャステイシアを選び、スワットを手放した。
発売から5年が経過したが、追加モデルもラインナップされているので、まだ当分は現行モデルがテンリュウのシーバスロッドとして第一線を飾るのだろう。
ロングレングスのモデルはシーバスだけでなくフラットフィッシュにも使えるし、ベイトモデルを含めて9機種あればほとんどの釣行シーンをカバーしてくれる。
よく曲がって粘りのあるロッドが好みなら、天龍製ロッドは選択肢の一つとしてお勧めしたい

以前にも比較インプレの記事をアップしているので、こちらも参照していただきたい。
Posted by shin1979 at 00:30│Comments(0)
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