2018年07月11日
魚釣島への想い
若干、釣り的な表題とトップ写真にしたが、表題は比喩的な意味ではなくて、まさに魚釣島の話。
今週、上京中に用務が終わった後、領土・主権展示館という施設を初訪問してきた。日比谷公園内の市政会館地下1階にあり、2018年1月にオープンしたばかりの施設。
領土や主権とか、一般的には普段意識することがない言葉の展示館。
その内容は、竹島と尖閣諸島の領有権について政府の公式見解を解説した展示館。
まだ開館したばかりで認知度も低いと思うので、少し内容を紹介したい。
中に入ると、いくつかの写真パネルが展示してあった。
1951年、鳥取県立境高校水産科の船が竹島に接近したときの写真。
李承晩ライン設定前のため、韓国側の実効的支配が及ぶ前のもの。
竹島と尖閣諸島に関連した年表のパネルがあったので、紹介しておきたい。(写真クリックで拡大)
展示内容は政府ウェブサイトや領土問題関連の書籍にも掲載されている日本政府の公式見解なので目新しさはないが、IT技術が採り入れられたデジタルライブラリー的な展示もあり、技術的にも面白かった。
さらにキッズコーナーが置かれている点も教育的観点から高く評価したい。
平日15時過ぎの訪問なので使用された形跡はないけど
『メチのいた島』という書籍は、アシカ漁で栄えた竹島の話で、古くから日本の領土であったことを子ども達にわかりやすく伝える絵本。
トップ写真の話に戻るが、ちょうど長久保赤水(ながくぼ せきすい)展も8/4(土)まで実施中。
一般に日本地図は伊能忠敬による測量に基づいて作られた大日本沿海輿地全図(「伊能図」)が知られているが、それよりも40年以上前に赤水が考証に基づき作成した「改正日本輿地路程全」(「赤水図」)と、赤水の人生を紹介した企画展。
赤水図には竹島(当時の呼称は松島)が描かれており、竹島の存在を古くから日本が認識していたことを示す証拠として位置づけられている。
この展示館は竹島と尖閣諸島関連の展示のみ。
そこで北方領土はなぜ展示されていないのか職員に尋ねてみた。
すると、北方領土の紹介はすでになされていて、領土問題に関する世論調査でも北方領土と比較して竹島と尖閣諸島の認知度が低いので、今回の展示館の開館にあたっては竹島と尖閣諸島に特化したとのこと。
役所の所掌で言えば、内閣府の下に置かれた北方対策本部ですでに取り組みが進んでいるのに対して、遅れていた竹島と尖閣諸島について内閣官房の下に置かれた領土・主権対策企画調整室が担当しているだけの話だと思われる。
いずれは所掌事務の見直しで統合されるかも。
アンケートへの協力で記念品が貰えたので、北方領土も合わせて日本の領有権に関わる総合的な展示にした方が良い旨のことを書いておいた
アンケート用紙への記入で貰えた記念品。
竹島と尖閣諸島が片面ずつ描かれた下敷きをGet
綿棒とあぶらとり紙と下敷きの三択だったので、迷わず下敷きを選択。
何となく絵柄も可愛くて、結構レアな下敷きかも。
一応釣りブログなので釣りネタに絡めると、表題の魚釣島は尖閣諸島最大の無人島。
隠岐のアジング、奄美のGT、甑島のロックフィッシュなどの離島遠征が人気なので、竹島や尖閣諸島は釣り師として一度は訪れてみたい憧れの島
現在、韓国が実効的支配を続けている竹島の入島は現実的に困難だとしても、日本が実効的支配を行っている尖閣諸島なら、観光振興の一環で釣りツアーなどがあれば人気が出そう。
尖閣諸島を管轄する石垣市作成のパンフレットによると、灯台や漁港の建設も検討中らしい。
海洋保護区の設定も計画されているようなので、資源管理の観点も採り入れた有料の遊漁場として国内外の観光客向けに整備が進めば、エコツーリズムとして成立しそう。
副次的効果として領有権の強化にも繋がるだろう。
しかし悲しいことに、日本釣振興会は存在しても釣り業界は政治的には全く力がないので、釣り師の絵空事に終わりそう
今週、上京中に用務が終わった後、領土・主権展示館という施設を初訪問してきた。日比谷公園内の市政会館地下1階にあり、2018年1月にオープンしたばかりの施設。
領土や主権とか、一般的には普段意識することがない言葉の展示館。
その内容は、竹島と尖閣諸島の領有権について政府の公式見解を解説した展示館。
まだ開館したばかりで認知度も低いと思うので、少し内容を紹介したい。
中に入ると、いくつかの写真パネルが展示してあった。
1951年、鳥取県立境高校水産科の船が竹島に接近したときの写真。
李承晩ライン設定前のため、韓国側の実効的支配が及ぶ前のもの。
竹島と尖閣諸島に関連した年表のパネルがあったので、紹介しておきたい。(写真クリックで拡大)
展示内容は政府ウェブサイトや領土問題関連の書籍にも掲載されている日本政府の公式見解なので目新しさはないが、IT技術が採り入れられたデジタルライブラリー的な展示もあり、技術的にも面白かった。
さらにキッズコーナーが置かれている点も教育的観点から高く評価したい。
平日15時過ぎの訪問なので使用された形跡はないけど
『メチのいた島』という書籍は、アシカ漁で栄えた竹島の話で、古くから日本の領土であったことを子ども達にわかりやすく伝える絵本。
トップ写真の話に戻るが、ちょうど長久保赤水(ながくぼ せきすい)展も8/4(土)まで実施中。
一般に日本地図は伊能忠敬による測量に基づいて作られた大日本沿海輿地全図(「伊能図」)が知られているが、それよりも40年以上前に赤水が考証に基づき作成した「改正日本輿地路程全」(「赤水図」)と、赤水の人生を紹介した企画展。
赤水図には竹島(当時の呼称は松島)が描かれており、竹島の存在を古くから日本が認識していたことを示す証拠として位置づけられている。
この展示館は竹島と尖閣諸島関連の展示のみ。
そこで北方領土はなぜ展示されていないのか職員に尋ねてみた。
すると、北方領土の紹介はすでになされていて、領土問題に関する世論調査でも北方領土と比較して竹島と尖閣諸島の認知度が低いので、今回の展示館の開館にあたっては竹島と尖閣諸島に特化したとのこと。
役所の所掌で言えば、内閣府の下に置かれた北方対策本部ですでに取り組みが進んでいるのに対して、遅れていた竹島と尖閣諸島について内閣官房の下に置かれた領土・主権対策企画調整室が担当しているだけの話だと思われる。
いずれは所掌事務の見直しで統合されるかも。
アンケートへの協力で記念品が貰えたので、北方領土も合わせて日本の領有権に関わる総合的な展示にした方が良い旨のことを書いておいた
アンケート用紙への記入で貰えた記念品。
竹島と尖閣諸島が片面ずつ描かれた下敷きをGet
綿棒とあぶらとり紙と下敷きの三択だったので、迷わず下敷きを選択。
何となく絵柄も可愛くて、結構レアな下敷きかも。
一応釣りブログなので釣りネタに絡めると、表題の魚釣島は尖閣諸島最大の無人島。
隠岐のアジング、奄美のGT、甑島のロックフィッシュなどの離島遠征が人気なので、竹島や尖閣諸島は釣り師として一度は訪れてみたい憧れの島
現在、韓国が実効的支配を続けている竹島の入島は現実的に困難だとしても、日本が実効的支配を行っている尖閣諸島なら、観光振興の一環で釣りツアーなどがあれば人気が出そう。
尖閣諸島を管轄する石垣市作成のパンフレットによると、灯台や漁港の建設も検討中らしい。
海洋保護区の設定も計画されているようなので、資源管理の観点も採り入れた有料の遊漁場として国内外の観光客向けに整備が進めば、エコツーリズムとして成立しそう。
副次的効果として領有権の強化にも繋がるだろう。
しかし悲しいことに、日本釣振興会は存在しても釣り業界は政治的には全く力がないので、釣り師の絵空事に終わりそう
記事で紹介した絵本はネット通販でも購入可。 |
Posted by shin1979 at 23:30│Comments(0)
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