2016年04月19日
SWゲームフィッシングマガジン休刊に思ふ
数ある釣り雑誌の中でも、私の一番のお気に入りを入手。
その誌名は、岳洋社のSALT WATER GAME FISHING MAGAZINE(ソルトウォーターゲームフィッシイングマガジン)。しかし同誌は2016年5月号をもって、22年の歴史に幕を閉じることもあり、今回は記念購入
学生時代は釣りから離れていたが、故郷に戻ったのを機に、餌釣りからルアー釣りに転向しようとして店頭に並んでいる釣り雑誌を片っ端から貪るように読んだのが、このブログを始める前の2006年秋頃。
「硬派なスタンス、完全実戦主義!!」という文字が表紙に毎回踊っているように、メーカーの提灯記事や契約アングラーの製品紹介が中心の釣り雑誌の中では、読み応えのある雑誌だった。
釣りの対象魚や釣法には地域性があるのは当然だが、対象魚や釣りのジャンルに対し、ターゲットの習性や、潮や風、季節に応じた釣り方を解説し、地域が異なるアングラーでも普遍性のある記事内容だったので、新しい釣りのジャンルに手を出したいときは、かなり勉強させてもらった。
さらに釣具の製造者側からの視点として物づくりに焦点を当てた記事や、釣りを文化として捉えた内容の記事などもあり、執筆者にも相応の文才が要求され、釣り雑誌の中でも特に文字量が占める割合は大きかったように思う。
そんな硬派な性格が特徴だったが、インターネットやSNSの興隆で情報入手経路が多様化する中で、硬派な雑誌のままでは生き残りが難しかったのだろう。
姉妹紙である『関西のつり』も、三重に居た頃は伊勢志摩や紀東エリアの釣行記、香川に来てからも鳴門エリアの釣行記が載っていたのでよく読んでいたが、こちらは52年間の歴史を終えることとなり、なおさら時代の変化に抗しきれなかったのだろう。
私自身も釣り雑誌は、餌釣りをしていた頃の『東海釣りガイド』は中学時代に毎月購入していたが、大人になってルアー釣りを始めてからは、実用的な付録があるとき以外は購入しなくなったので、定期購読アングラーの思い入れには遠く及ばないのは自覚している。
しかしルアー釣り初心者の頃、人に教わるのが嫌いな性分ということもあり、この本を中心に学んで年中釣行する中で経験を積み、10年目に突入した現在は、いざ休刊の現実に直面してしまうと、何とも言えない悲しい気分になってしまう。
子どもの頃、毎週楽しみにしていた『釣りサンデー』が月刊化され、その後は休刊になって現在に至る例が示すように、おそらく復刊はすぐには難しいだろう。
今年からインスタグラムによる釣り情報の発信を試みて、海外アングラーの釣行記を目にする機会も増えたけど、日本企業のタックルがグローバルに展開していく中で、国内の歴史ある釣り雑誌が廃れていくのは寂しいが、釣り方の解説はネット経由でいくらでも情報を得ることができるので、これからはローカル色を強めた地元の旬な釣り情報中心の媒体のみが残っていくのかも。
各地のブロガーが運営する釣りブログと、そこに掲載される釣行記は、その最たる例か
その誌名は、岳洋社のSALT WATER GAME FISHING MAGAZINE(ソルトウォーターゲームフィッシイングマガジン)。しかし同誌は2016年5月号をもって、22年の歴史に幕を閉じることもあり、今回は記念購入
学生時代は釣りから離れていたが、故郷に戻ったのを機に、餌釣りからルアー釣りに転向しようとして店頭に並んでいる釣り雑誌を片っ端から貪るように読んだのが、このブログを始める前の2006年秋頃。
「硬派なスタンス、完全実戦主義!!」という文字が表紙に毎回踊っているように、メーカーの提灯記事や契約アングラーの製品紹介が中心の釣り雑誌の中では、読み応えのある雑誌だった。
釣りの対象魚や釣法には地域性があるのは当然だが、対象魚や釣りのジャンルに対し、ターゲットの習性や、潮や風、季節に応じた釣り方を解説し、地域が異なるアングラーでも普遍性のある記事内容だったので、新しい釣りのジャンルに手を出したいときは、かなり勉強させてもらった。
さらに釣具の製造者側からの視点として物づくりに焦点を当てた記事や、釣りを文化として捉えた内容の記事などもあり、執筆者にも相応の文才が要求され、釣り雑誌の中でも特に文字量が占める割合は大きかったように思う。
そんな硬派な性格が特徴だったが、インターネットやSNSの興隆で情報入手経路が多様化する中で、硬派な雑誌のままでは生き残りが難しかったのだろう。
姉妹紙である『関西のつり』も、三重に居た頃は伊勢志摩や紀東エリアの釣行記、香川に来てからも鳴門エリアの釣行記が載っていたのでよく読んでいたが、こちらは52年間の歴史を終えることとなり、なおさら時代の変化に抗しきれなかったのだろう。
私自身も釣り雑誌は、餌釣りをしていた頃の『東海釣りガイド』は中学時代に毎月購入していたが、大人になってルアー釣りを始めてからは、実用的な付録があるとき以外は購入しなくなったので、定期購読アングラーの思い入れには遠く及ばないのは自覚している。
しかしルアー釣り初心者の頃、人に教わるのが嫌いな性分ということもあり、この本を中心に学んで年中釣行する中で経験を積み、10年目に突入した現在は、いざ休刊の現実に直面してしまうと、何とも言えない悲しい気分になってしまう。
子どもの頃、毎週楽しみにしていた『釣りサンデー』が月刊化され、その後は休刊になって現在に至る例が示すように、おそらく復刊はすぐには難しいだろう。
今年からインスタグラムによる釣り情報の発信を試みて、海外アングラーの釣行記を目にする機会も増えたけど、日本企業のタックルがグローバルに展開していく中で、国内の歴史ある釣り雑誌が廃れていくのは寂しいが、釣り方の解説はネット経由でいくらでも情報を得ることができるので、これからはローカル色を強めた地元の旬な釣り情報中心の媒体のみが残っていくのかも。
各地のブロガーが運営する釣りブログと、そこに掲載される釣行記は、その最たる例か