フィッシングショー大阪2024訪問記~後編(注目製品)~

shin1979

2024年02月21日 18:30

フィッシングショー大阪2024訪問記の前編では獲得品の紹介を行ったが、今回は会場で製品に触れて気になったアイテムを紹介したい。

SLP WORKSブースではInstagramキャンペーンもあったので写真を撮って投稿したが、22イグジスト センシティブチューンの展示があったので触ってみた。LT2000S-HLT2500S-DHを使っているので巻き比べた感覚では、明確にセンシティブチューンのほうが軽い巻き心地で驚いた。

SFスプールの展示もあったので、SF2500SSLT1000SSの大きさを比較。
スーパーフィネスのコンパクトさと、センシティブチューンの軽快な巻き感は素晴らしかった

個人的にはライトゲームでもシーバスチヌ良型根魚がヒットすることもあるし、梅雨メバルの突進をゴリ巻きするのにフィネス仕様に特化したSFモデルはギアの耐久性が気になり、海水での使用でマグシールド非搭載が水洗いと注油だけの簡易メンテでどこまで耐えられるかという懸念もあるので、季節を問わず通常のLTモデルを愛用している。
しかし本記事投稿までの間にタッチ&トライキャンペーンで23エアリティSTSFの当選通知がMyDAIWAにあり、先週末に現物が届いてすでにラインも巻いたので、5月末までのレンタル期間中は提供されたSTSFモデルをガンガン使い込んで耐久性を検証していきたい

また、ダイワブースのリールコーナーでは、24セルテート24スティーズSV TWを試し巻き。
セルテートは19セルテートカスタムボディとの比較になるが、18イグジスト22イグジストの差を感じるように、セルテートもエアドライブデザインの採用により大幅に巻き感が軽くなって剛性感も増した印象。しかし18イグジスト19セルテートも完成度の高いリールなので買い替えるつもりはなく、手持ちの番手の中で欠けていて、なおかつ後述の釣行スタイルの変化により、LT4000-CXHは今後の購入候補として検討中

スティーズは16スティーズSV TWとの比較になるが、ハイパードライブデザインの採用により剛性感が増してカチャカチャ感が低減された。ドラグ引き出しクリックが搭載されたのも魅力的だが、巻き心地は16スティーズも昨年オーバーホールに出して良好な状態を維持しているし、17スティーズA19モアザンPE TWとのスプール互換性、30mmスプールの19スティーズCTの活用を考慮すると、32mmスプールの24スティーズ世代は当面静観のつもり。

24スティーズの登場に合わせてSLP WORKSからは、STEEZ HYPERDRIVE DIGIGEAR CUSTOMサービスが始まった。同じようなサービスは22イグジストが登場したときに18イグジストを対象としたEXIST UPGRADE SERVICEが開始されたが、旧モデルのフラッグシップリールをカスタムしてくれるサービスはユーザーにとっても選択肢を増やしてくれるしフラッグシップモデルの特別感が備わって嬉しい取り組み
STEEZ HYPERDRIVE DIGIGEAR CUSTOMサービスでもう少し頑張って欲しかった点は、16スティーズのドラグ引き出し音の追加ができたら、すぐに申込みをしたかったぐらい。24スティーズでは搭載されているし、17スティーズA以降では標準で備わっている機構なので不可能ではないと思うのだけど、アンケート等の機会があれば要望していきたいと思っている。

毎年末に届くヤマガブランクスのカタログで紹介されていたオンラインショップ限定ロッドの中で、BlueCurrent 86 All Range “ELITE”とBlueCurrent 100 “BETA” Tuned for SURFを触った。ブルーカレント86オールレンジは、85オールレンジよりもシャープになって、特にグリップ周りが従来のブルーカレントシリーズにはない特別感があって好み。
ブルーカレント100は突き抜けた特化モデルという点が面白くて写真を撮ったが、隣のBallistick 106MMH “BETA”と遜色のないバットの太さ。

スミスブースではポッキンさんプロデュースのスモーキーシリーズの2本と今年モデルチェンジしたダークシャドゥEXを触った。
スモーキー ラミアス SRM-S75スモーキー バジルール RBG-S75は、どちらもスピニングだけどアクションが異なっていて、7フィート5インチで10個の多点ガイドセッティング。ティップセクションはグラス素材が入っているにもかかわらずシャープで軽快な印象。オフト時代のスモーキーシリーズと比べて軽快感が増して、現代的なライトゲームロッドという印象。

今回特に自分好みの調子だったのが、ダークシャドゥEXの4本の中でもスピニングとベイトの長尺パワーモデルのDSEX-710DSEX-C711
ミドルゲーム用途にも使える強さを持ちながらバランスも良く、シャッキリした調子と曲げ込んでからのリフト力もあり、とりわけ小口径多点ガイドの仕様になっているベイトモデルが好みだった。

ドリープアップのブースでは展示されていた新作ロッドを触っていたらカタログを貰った。ドリームコンスリーのシリーズからDreem Con Three 710MH RADreem Con Three 810H RAが登場。


どちらのロッドもシャッキリして張りがあり、バランスも良くてロッドパワーに対して軽くて感度や操作性も良さそう。高性能ロッドなのは間違いないけど、定価で6万円超えの価格なので気軽に買い揃えるのは難しい


isseiブースでは海太郎 碧 ライトゲーム遠投がモデルチェンジで遠投Ⅱとなり78Lと83Lが登場。碧シリーズから5本継ぎで5フィートのマルチピースロッドの展示もあった。碧 五十六の追加モデルとなるスピニング832MLS-Fベイト782MS-Fの展示では、ロッドが固定されて振ることはできなかったが、特にスピニングは多点ガイドだったので今後の進展が楽しみ

混雑していたので写真は撮らなかったが、ダイワブースでは新製品のシルバーウルフEXの2本とオーバーゼアEX 99ML/M、ハートランドシリーズのロッドを触った。
シルバーウルフEXは2本ともベイトモデルだけど、かなり張りが強くて感度とパワーがありそう。
オーバーゼアEXは、オーバーゼアAGSと比べてバットが細身になってシャープな印象。自重も軽くなって振り抜けが良さそうだが、自分は長尺のマルチピースという点に価値を見出していたので、マルチピースモデルの後継が出て欲しかった。

ハートランドシリーズでは、昨年702UL+FS-ST23を購入したので、今年は722LRSB-24に注目していた。ベイトフィネスロッドは寧音 B74M-solidを昨年入手していたが、ライトプラッギングにも使いやすいLやMLクラスのロッドを検討していて、シェーラザード テクニカルBC(SZ-BC732L)と比較したかったのだけどヤリエブースには展示がなく廃盤のようで、スミスブースで触った前述のダークシャドゥEX DSEX-C711との間で検討中。
フラッグシップモデルの6112ULRFS-SV AGS24 冴掛 Feather Touch Technicalも触り、確かに軽くてシャンとしていてバランスも良く、ライトソルトにも使ってみたいロッド。しかし前年のスタンダードモデル702UL+FS-ST23の出来が良く13個の多点ガイドのスペックと調子が気に入っているので我慢。

最近のマイブームは正月にも試し投げを行ったヘビーシンキングペンシルのキャスティング
オーシャンルーラーから新製品のガンガンサーフ RSベイトが登場したこともあり、ルアーウェイト40g以上のパワーのあるロッドでヘビーシンキングペンシルを振り切りたいと思っている。
その観点では、2022年にタッチ&トライキャンペーンでベイトモデル803M+RSB-22を使っていたハートランドリベラリストのスピニングモデル903ML+RSS-22が今になって購入候補に浮上してきて今回触ってみた。昨年の西日本釣り博でも触ったベイライナーSJ BL-872LSJも今回触り、調子の違いを確認して購入候補として引き続き検討中。オーバーゼアEXの登場によりカタログ落ちして割引率が上昇しているオーバーゼアAGS 97Mも狙い目。

このほか10年ぶりの出展となったブリーデンのブースでは、TX77despoilPE specialの次期モデルのプロトロッドが展示されていたり、完全新作のプロトロッドも興味深い調子で今後の開発の進展に期待したい。

トークショー後にステッカーを貰ったアピアブースでは、グランデージシリーズの新製品のVICELEGACYを触りつつ、昨年の瀬戸内キジハタ祭りで好感触だったBRUTE AMADEUS S72ML-SSも触ったが、トークショーで中嶋さんハーバースウィーパーとの使い分けの話をしていてBRUTE BELLE EPOQUE S86Mを薦められ、思った以上に軽量でバランスの良さを感じ、ロックフィッシュだけでなくシーバスやフラットフィッシュを対象にしたバーサタイルロッドとしての可能性を感じた。

触れば触るほど悩ましいロッド選びだが、使用場面を想像しながら悩んでいるのも楽しい時間
一通り気になるロッドを触った後、混雑する前の16時過ぎに退館。

この日は妻の実家に宿泊し、昨年一緒に釣行した義父と一緒に食事に行って、帰宅後お酒を飲みながらアジアカップを見ていたら逆転負けを喫し、早々に布団に入る
フィッシングショーに合わせて大阪で開催されたモンスターキスの展示会に翌日は参加して、Shinkirowシリーズに触れることができた。梅田の釣具屋での購入品と併せて別記事でまとめたい。

ダイワ(Daiwa) ハートランド リベラリスト 903ML+RSS-22

タッチ&トライキャンペーンに当選した2年前はベイトロッドに関心があり、ダイワのベイトリールと組み合わせて様々な釣りに使ってきたけど、現在はスピニングでのキャスティングにハマっていて、30-40gのヘビーシンキングペンシルをキャストしたいので903ML+RSS-22が購入候補。翌日にモンスターキスの展示会でShinkirowシリーズも触り、こちらも感触が良かった。


<参考>
※2024年2月15日「フィッシングショー大阪2024訪問記~前編(獲得品)~
※2024年2月19日「【タッチ&トライ】23 エアリティ ST SF2500SS-H-QD
※2024年2月23日「【Monster Kiss】フィッシングショー後のShinkirow
※2024年2月25日「23エアリティST SF2500SS-H-QD + シーバスPEシャローフィネス #0.4


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