デクスター(DXTS-TBX77)との再会

shin1979

2020年07月11日 18:30

14年目に入っている本ブログの最初の投稿は、ロッドのインプレ記事だった。
学生時代は釣りから遠ざかっていたが再開後にルアー釣りに転向する際、ブランク期間を埋めるべく情報収集した結果、最初に購入したのがダイコーデクスター(DXTS-TBX88)だった。

当時は津市内の某テトラ帯や近隣漁港がホームだったので、8.8フィートのロングロッドを選択。
メバリングロッドとしては異色の長尺ロッドだが、餌釣りでは4-5m台のロッドが一般的だったので、ルアー釣りに転向したばかりの自分にとってはまだ短いぐらいの印象を持っていた。

その後10年以上にわたり愛用したが、高松に来てからは釣り場環境の変化に伴いショートロッドを多用することになり、使用頻度が低下していてロッドを入れ替えたい思いもあり、2018年に売却。

しかし思うところあって、再びデクスターを中古で入手
デクスターのロック&ライトテクニカはチューブラーとソリッドのモデルが2つずつあるが、今回購入したのはもう1つのチューブラーモデルのTBX77。TBX88より1フィート短いモデル。レングスが短くなった分、シャキッと感が増して自分好みのシャープなフィーリング

ガイド数は全部で9個。当時は実売3万円を切る価格でオールチタンガイドのロッドが買えた。ティップ部はLDB、バット部はYSGガイドの組み合わせ。
中古で複数人の手に渡り、塗装剥がれのある傷が散見されるが、グリップのコルクから判断しても全体的に状態は良く、これで1万円を切る価格なら買いだと思って無事落札。中古相場の半額程度で入手できた。

美しいカーブを描いたシャンパンコルクのロッド。インクスのHJ64にも同様のくびれがあり、加工に手間がかかってコルク価格の高騰もある中で14年前のロッドとはいえ格安で入手できたのは幸運だった。DAIKOオリジナルのアルミニウムロングナットと青のカラーリングは、時代を感じさせない斬新さがある。ブランクスカラーは旧ラフサーフ88と比べてシルバー調の青。

今回購入の決め手になったのは、LDBガイドというのもあるが、トップガイドが最新ガイドに替わっていた点が挙げられる。ティップ折れで詰められているわけではなくて、トップガイドがスレッドごと交換されている。
オリジナルはティップ部のガイドにシルバーのスレッドが使用されているが、入手したロッドは紺色のスレッドでガイドが固定されている。

以前ルナキアソニック610のトップガイドをT-KGTTカスタムしたことがあったが、リング口径は大きいが同形状のガイドが取り付けられている。オリジナルはT-FSTだが、アロワナトップガイドは段差がなくPEラインにやさしい。ガイドリングはSiCかトルザイトかは不明。

かなり丁寧に仕上げてあるので、素人が適当にガイド交換をしたのではなく、熟練者がこだわりを持ってカスタムしたものと思われる。

ダイコーがなくなる前に、ネットに残っていたデジタルカタログを2009-2011までPDFで保存していたので、そこからスペックやロッドコンセプトを抜粋。

数値では推し量れない感性性能とも言える質感を具現化しました。お家芸とも言える可変ファストテーパーで、ジグヘッドなら2~5g、プラッギングなら6~10g前後において、高い使用感を発揮します。それぞれに高次元に対応する独特の使用感が特徴です。藻場での尺メバルにも負けないパワーとチューブラブランクスならではのハリ・コシ感でボトムへのアプローチも得意とし、カサゴや黒鯛をターゲットとするゲームにも対応します。」(2009年DAIKOデジタルカタログより抜粋)

<基本スペック>
Length : 7’7” ft.
Lure : 1-10 g.
Nylon Line : 2-6 lb.
PE Line : # 0.6-1
Action : Ex.Fast
Rod Weight : 95 g.

想定している用途としては、藻場やテトラ帯から強引に引きずり出す梅雨メバルや根魚、トップやボトムのチヌのほか、ライト寄りのウェイトを使用したミドルゲームにも使ってみたい。

7.7フィートのロッドは各社から様々な強さのロッドが出ているが、7フィート代で近似するスペックの所有ロッドとしては、推奨ルアーウェイトの上限が12gのブルーカレント70クォータームーン77がある。
それぞれインプレ記事を公開済みだが、今後はデクスター77も使い込んで、特に同一レングスのクォータームーンとの比較を意識して、いずれインプレ記事にまとめたい。

<参考>
※2020年7月21日「デクスター(TBX77)のファーストインプレッション


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