唯一無二のロッド

shin1979

2018年03月21日 00:30

いつ応募したのかもわからない何かのキャンペーンでTポイントが1000円分当選
先日のように小物類でも補充しようかと思ってヤフオクを巡回したところ、貴重なロッドに巡り会い、10年ぐらい前のマイナーなロッドなので競合者もおらず、当時の市価の半額にも満たない価格でTポイントも使って落札できた

手に入れたのは、テーパー&シェイプから2009年頃に出たブロンズィーXR(Bronzee XR)というメバルロッド。
ロッドデザイナー島津靖雄氏が手がけるブランドで、このロッドも彼の手によって製作されたもの。現在は廃盤でメーカーサイトからもページが削除されたが、製作者自身のインプレはブログに残っている。

グリップエンドにはTAPER & SHAPEのロゴが入ったメタルパーツとともに、エンドキャップには島津家の家紋が
最近のロッドに比べると太めのストレートグリップなので全体自重はあるが、その分バランスが取れていて、後述するようにソリッドティップだけれども先重り感はない。

入手したモデルは、ラインナップ中で最もショートレングスのCBZS-69MLXR
本記事執筆時点ではまだ公式サイトに情報が残されていて、ページがいつ削除されても良いように製品スペックを転載していたので、ブログで紹介したい。

6ft.9inc./2pc./1/32-2/9oz.Lures/2-4lb.Line 0.3-0.6号PE Line/Power:MLXR/Rod Wt.95g
港内の浅い場所を攻めたり、ボートからゲームで取り回しの良いショートレングスに設定されたモデルです。アキュラシーに優れているので、係留されたボート脇や岸壁の際などに超軽量のジグヘッド正確に打ち込むようなシチュエーションに最適です。センシティブでナチュラルなソリッドティップでライトリグをリアルハンド感覚で操作しショートバイトを的確にキャッチしていくテクニカルモデルです。

Blanks
『ロッドは曲がることによって機能する。』その基本的なロッドパフォーマンスを追及し、高度なテーパーデザインによるスムーズで上質なアクションを生み出すカーブスターシリーズ。ブロンズィーは、ロックフィッシュゲームのためにハイレバルなロッド操作性の実現をパフォーマンスのプライリティーとして開発されています。ST2430ブロンズィーXRは、メバルゲームのためのショートソリッドティップを備えるモデル。中弾性T24グラファイトのソリッドティップセクションがワーミングでのナチュラルなフッキングパフォーマンスを実現。また、さらにやや短めに設定されているので、ティップセクションの重量増による感度低下を最小限に抑え、ソリッドモデルとは思えないシャープな運動特性も実現しています。また、メインのチューブラーブランクセクションは、高弾性T30グラファイトを採用。張りと軽量化で感度を上げ、カーブスターならではの統一弾性マテリアルによるスムーズでシャープなアクションをソリッドティップセクションと見事に一体化させています。軽量ルアーでもコントローラブルにロングキャストし、優れた操作性で意のままに操作する。それがブロンズィーXRのブランクです。

ほかにもガイドやグリップ等のパーツ類に関わる詳細な解説文が当初はサイトにあったけど、その後は削除されてしまったので本記事を加筆修正した。
ロッドの核心であるブランクスの特徴を説明した文章だけ転載していたので、そのまま残しておきたい。

タイトルに示した唯一無二の意味合いの1つは、ロゴの部分のペイントが1本1本手作業によるもののため。
アブストラクトペインティングはハンドワークのため1本1本ペイントの大きさ、形が違います。同じ模様は存在しません。」という説明文にあるように、手間と経費はかかるけどこうした仕様は趣味の道具として所有する歓びを満たしてくれる。
2012年に中古で入手したTAPER&SHAPELUCKY CRAFTがコラボした限定カラーのワンダーにも同じようなペインティングが施されていた。

もう1つの意味合いは、前所有者によるカスタムロッドであるため、Bronzee XR CBZS-69MLXRとしてはまさに唯一無二のロッド。

カスタムの内容は、全9個のガイド中、バット部とその上のガイドがチタンATガイド(ATガイドの中でもかなりの小口径)のトルザイト仕様、そしてトップガイドを除くティップ部の#1-#6ガイドまでがチタンKガイド(トルザイト仕様)という豪華なセッティング

トルザイトリング仕様のチタンフレームATガイドKTガイドなので、ガイド代だけで落札価格の半分以上を占める。
元のロッドの市価から考えても、エントリーモデルのロッド並みの価格で入手できたのは掘り出し物だった

ちょうどメバルも本格的なシーズン開幕を迎えるので、実釣を重ねてから、あらためてインプレ記事をアップしたい。

<参考>
※2020年5月9日「ブロンズィーXR(CBZS-69MLXR)のインプレ
※2018年12月17日「ベストアイテム2018補足


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