今秋に新発売となる
オーシャンルーラーの
レンジキープVRminiを紹介。
今回入手したのは、
1.2g#6と
2.8g#6。
1-2.8gまでがフックサイズ#6で4個入り、3.5-7gまでがフックサイズ#4で3個入りの新製品
製品の解説文。「驚異のレンジキープ力&激キレダート」がキーワード。
以前に紹介した7-21gまでラインナップされている
クレイジグレンジキープVRの軽量バージョン。類似製品として同社には、
クレイジグレンジキープというジグヘッドが存在する。シリーズ別での使い方も
以前に紹介していた。
しかし
クレイジグレンジキープのほうは、左記の製品解説文に示されるように、元々はダート性能を前面に押し出したジグヘッドではない。この製品はリトリーブでのレンジキープ力と、独特な形状のヘッド部による水の抵抗を活かした感度UPに特長があった。
ライトワインドによるダート釣法が浸透するにつれて、ダート性能をアピールしたシールが後から貼付されて出荷されるようになったと記憶している。
実際に自分も、スローリトリーブとダートの両方に使えるジグヘッドとして、同社のジグヘッドの中でも一番のお気に入りで常に仕入れて、
ドリームアップ製ワームとの装着例も
記事にしていた。
そんなとき、
昨秋に
クレイジグレンジキープVRという名で重量とフックサイズがアップしたジグヘッドがクレイジグシリーズから新たに登場。
クレイジグレンジキープのほうも5gまでの製品が追加されたので、5gと7gを境にVRとの棲み分けがなされる製品ラインナップかと思っていたら、今秋にVRminiが新登場
そこで前述のとおり1.2g#6と2.8g#6を仕入れたので、
クレイジグレンジキープとの違いをレビューしてみたい。
左記は、サイズが近いジグヘッド同士を並べた比較写真。
上から順に、
クレイジグレンジキープ3.5g#2、
レンジキープVRmini2.8g#6、
クレイジグレンジキープ2.2g#4。
一目でわかるのは、VRminiのラインアイの位置だろう。そしてフックの軸を水平にした位置を比較すると、VRminiが最もヘッド部の傾きが大きくなる。これがダート性能の向上と、浮き上がりを抑えたレンジキープ力の維持に寄与している。
次に指摘できるのは、フックのシャンクの長さ。3.5g#2と2.2g#4の
クレイジグレンジキープとの比較だが、2.8g#6のVRminiのほうがシャンクが短くなっている。
この夏の
釣行では
クレイジグレンジキープに
D.D.8 2インチを組み合わせてライトワインドゲームを楽しんだが、VRminiなら
1.5インチが合うだろう。
2017年11月現在の具体的なスペック面での比較では、VRminiはフックサイズ#6で1g、1.2g、1.5g、1.8g、2.2g、2.8gが各4個入り、フックサイズ#4で3.5g、5g、7gが各3個入り。
クレイジグレンジキープは、フックサイズ#8の0.4gからラインナップされており、フックサイズ#6が0.6g、0.9g、1.2g、1.5gの4種類、フックサイズ#4が1.8g、2.2gの2種類、フックサイズ#2が3.5gと5gの2種類、いずれも4個入り。
したがって1g未満の軽量サイズや、1.8g以上でフックサイズが#4以上のものを選ぶなら、
クレイジグレンジキープの選択になるだろう。
逆に小型のワインド用ワームを使うためにフックサイズが小さいジグヘッドを探しているのならVRminiが最適だろう。
フック自体は太軸で刺さりもよく、過去の釣行で愛用しているように、どちらも高品質な製品で信頼している。
実際に
先月、VRminiの1.2gを使った最初の釣行で思わぬ外道がヒットしたが、堅い上顎にも難なくフッキングし、ライトタックルで良型が獲れたので、信頼度は抜群
今後は
クレイジグレンジキープと
レンジキープVRminiを使い分けながら、ただ巻きでのアピール力を増したいときは
クレイジグ波動カスタムモデルが、自身のライトゲームで使用するジグヘッドの基本になりそう。
<参考>
※2018年4月29日「
クレイジグシリーズのジグヘッド」