しばらく仕事で東北地方を訪問してました。
昨年の春は震災復興の調査も兼ねてレンタカーを借りて
奥松島エリアを訪れて竿を出したけど、
今回は気温も低かったし、釣行できるほど時間的な余裕もなかったので断念
その代わり、空き時間に釣具屋を覗いてみたら、さすがにロックフィッシュ王国だけあって、
根魚ロッドが豊富に陳列してあり、香川の店では見かけないロッドを振って感触を堪能
某釣具屋の中古コーナーを覗いたら、このロッドの感触に心が奪われた
一晩考えて中古相場をチェックし、中古相場の半額近い価格で、しかも7年前のロッドなので、この機会を逃したら手に入れる機会はないだろうと思い、翌日に店を再訪し、お持ち帰り
発送の送料を考えたら、ロッドケースを買って持ち帰ろうと思い、
ポータブルロッドケースの130サイズに入れて、仙台から東京を経由して高松まで背負って無事輸送完了。
これで手持ちの
ロッドケースは、130から160サイズまでが揃った
購入したロッドは、ダイワから2008年に登場した
エメラルダス ソルティスト エクストリームの
ベイトエギングモデル(STX-EG 792MLB-SV)。
ソルティスト エクストリームというブランドは、シーバスロッドのモアザンシリーズを除き、当時のダイワロッドのハイエンドブランド。
現在はベイトエギングモデルはラインナップされていないので単純比較はできないが、現時点でのハイエンドモデルである
エメラルダス EX AGSとスペック面で比べると、
AGSや
X45という機能は搭載していないものの、ロッド性能の核心にあたる
SVF-COMPILE Xというカーボン技術や、
V-ジョイントという継ぎの技術は、共通している。
ダイワやシマノのロッドは、大手総合メーカーならではの大量生産・大量販売方式が性に合わず、規模は小さいながらも職人的なこだわりが垣間見えるロッドメーカーの竿をこれまで愛用してきたが、さすがにベイトエギングのロッドは特殊すぎて、大手に頼るしかなかった
それでも2008年に登場し、2010-11年頃にモデルチェンジで定価の半額以上で売りに出されていたようで、その後ベイトエギングモデルは廃盤が続いており、やはり人気が出なかったのだろう。
最近でこそ、ベイトフィネスの流行や、ベイトシーバスのロッドが揃ってきたので、もしかしたら来年か再来年ぐらいにベイトエギング用のハイエンドモデルが登場するかもしれない
おそらくダイワが最新モデルを出すとしたら、ガイドはAGS搭載になるのだろう。
今回、購入の決め手になったのは、ハイエンドモデルが格安だっただけでなく、ガイド設定が自分好みのLDBガイドだったため。ちょうど2008年頃は自分もルアー釣りを初めて1-2年経った頃で、Kガイド登場前でLDBガイドが主流だったのをよく覚えている。
これでLDBガイドのエギングロッドは、
ヌーボカラマレッティビアンコと2本の
EG-Rシリーズに続いて4本目
これまでベイトエギングのロッドは、先日の
大会でも使った根魚ロッドの
ロックバム(RB70CH-2)を用いていた。このロッドは東北の根魚相手のロッドなのでパワーは十分。
以前にも紹介したように根魚ロッドの中では比較的軽量なため操作性も良く、タコやコウイカの抜き上げも容易だが、7フィートという長さはショアからのエギングには若干短く感じるのと、お気に入りのロッドだけに激しいシャクリに対するロッドの耐久性やガイド絡みが気になっていた。
今回購入したロッドは、7.9フィートで少し長くなったが、まだ取り回しが良いサイズ。
自重は110gで根魚ロッドと比べると大幅に軽量化が実現し、バランスも良い。
2.5-3.5号までの餌木が推奨なので、3号餌木中心の自分の用途にもぴったり。
ティップ部に配置されたLDBガイドにより、PEラインの糸絡み対策も万全。
店頭で複数のベイトエギングロッドが並んでいて振り比べたが、明らかに別次元のフィーリング。
さすがハイエンドモデルだけあって、中古品で使用感はあるものの、ティップの収まり具合が良く、ロッド全体がシャキッとしていてダルさがない。
カーボン製法自体は現在のハイエンドモデルと比べても遜色がないので、この性能にも納得。
このようにフィーリングも気に入り、スペックもLDBガイド搭載だし、価格も中古相場の半額で掘り出し物だと思ったので、わざわざ東北から持ち帰った次第。
7年前のロッドで破損したら修理不能だろうけど、こういう機会がないとダイワのハイエンドモデルを手にすることはないだろうから、後悔はしていない。
出先での掘り出し物ロッドの購入は、
2009年にもやっていた
ロッド購入前に、別の中古屋で購入した新品未使用の小物類。
イワシヘッドが216円だったので、3個購入。
5.3g#2、7g#1、7g#1/0の3種類。
ロックバム アーマードシュリンプ3インチ(モエビ)は540円。
本当は東北でしか入手できないようなレアな根魚用ワームで、瀬戸内でも使えそうな物を探してたけど、見当たらず
エリアが大きく変わると釣り物も変化するので、遠方の釣具屋を覗くのはなかなか楽しい
<参考>
※2021年3月18日「
牡鹿半島遠征【釣行準備編】」
※2020年4月9日「
2本目のエメラルダス ソルティスト エクストリーム」
※2018年2月3日「
ベイトエギングの現在」
※2022年3月5日「
ベイトエギングにシルバーウルフSVTW」