SLP社のオーバーホール

shin1979

2015年06月03日 00:30

以前にゴリ感再発で強制入院させたセルテート2004CHだが、先日の記事でも触れたように、
ピニオンBBとドライブBBが回転不良で交換となった。
実はその後、再入院させて、今度はピニオン+ドライブギアセット(9100円)が交換されて、
先月ようやく退院となった

事の経緯としては、以下の通り。
1.いつもオーバーホールで利用している釣具屋へリールを預ける。
2.釣具屋の店員さんの指示に従い、お任せコースで出す。
3.退院したのでメンテナンスレポートを読むと、Bコース(作業料3300円)での対応と、
前述した2種類のボールベアリングが交換。
4.しかし、ゴリ感が全く直っていない。
5.翌日、メンテナンスレポートに記載の問い合わせ先に、Bコースと判断した理由の説明を求めるとともに、不具合が直っていない旨を伝える。
6.クレーム扱いで対応するとのことで、再び釣具屋に預けるように指示を受ける。
7.釣具屋に預けて約1週間で退院し、前述のギアセットが丸ごと無償交換となって、
滑らかな巻き心地が回復。

こちらとしては、特にクレーマー的に主張したわけではないものの、結果的に無償交換となった。
ユーザーとしては満足すべきなんだろうけど、最初にお任せコースで出して、
Bコースと判断した理由が知りたかったものの、結局判明しなかったので、今ひとつ腑に落ちない。

もともとローターカスタム時にフルメンテナンスとなるDコース(作業料4000円)と指定して預け、
交換部品は少なかったけれど滑らかな巻き心地が復活したので、今回もそれを期待していた。
しかし、今回はお任せで預けたらBコースの作業と2種類のベアリング交換だけで戻ってくる

これで不具合が直っていたら問題ないが、明らかにゴリ感が残っていた。
これではBコースの作業料を払ってまでオーバーホールに出した意味がない

Dコースの作業でも復活しなければ諦めもつくが、お任せで出してBコースという判断で不具合が残っていたら、何のために出したのかわからないので、差額を負担するからCコースやDコースのレベルで、しっかり調整をして不具合をできるだけ解消して欲しい旨を電話で話していたら、
クレーム扱いで対応するとのことで、最終的にはギア類が無償交換となった

メンテナンスレポートの説明文や、クレーム対応を経験した他の人のブログの内容から判断するに、おそらくSLP側は、部品交換は最低限に抑えてユーザーの金銭的負担を少なくするという方針かと思われる
これは、オーバーホールの頻度が多かったり、自身である程度分解・清掃をするユーザーにとっては、好ましい対応なのかもしれない。

しかし、だいたい2-3年に1度の割合でオーバーホールに出している自分としては、せっかく預けるのだから、きっちり交換や調整をして不具合を解消して欲しいという考え。
したがって、お任せで出したにも関わらず、最低限の作業と部品交換というのは納得がいかない。

予算上限を上げればその金額分、交換をしてくれたのかもしれない。
しかし、シマノリールのオーバーホールの経験上、作業料込みで1万円の設定であれば、おつりが来るぐらいの費用で不具合が解消されていたので、今回も1万円という設定にして、
上限金額を超える場合は要相談という考えでいた。

ところがSLP側のオーバーホール対応の方針はおそらく上記の通り、部品交換をなるべく減らしてユーザーの金銭的負担を少なくするという考えなので、そこで考え方のミスマッチが起こり、先方としてはユーザー側に配慮して無償交換という対応になったと思われる。

そもそも担当した釣具屋の店員さんが、お任せで出しますねと言ってきたので、素直に従ったのが間違っていたのかもしれない
ローターカスタム時はDコースで指定したので、今回もコースを指定して預けるべきだったかも。
同じ釣具屋でシマノリールのオーバーホールの時はコースをどれにするか店員さんも尋ねてくれたので、今回担当した店員さんが気を利かせたのか適当に勧めたのかはわからないけど、SLP側の方針はたぶん上記の通りなので、こだわる人はコースをしっかり指定したほうが良さそう。

特に近年のダイワリールはマグシールド化が各機種で進んでいて、すぐに売却や使い捨てにするつもりならともかく、長く使い続けるのならオーバーホールの頻度も増えると思うので、預ける際はコース内容と上限金額をよく考えて出しましょう
上限金額について言えば、シマノリールのオーバーホールのほうが、各コースごとに上限金額の設定があり、それを超える場合は見積もりを出すようなので、透明性は高く、ユーザーフレンドリーな印象。

いずれにしても、元々中古で入手したリールだが、ローターカスタム時のフルメンテから帰還したのと同じぐらい、新品に近い巻き心地が復活した
中古で入手したときからボディの塗装は剥げているし、ザイオンローターやスプールにも小傷が入っているものの、まだまだ現役で使うつもり
昨年から使い続けている同じラインを巻いて、出撃準備完了

<ラインメモ:10セルテート2004CH + ローターカスタムアバニ ライトゲーム スーパープレミアムPE(0.4号、8.5lb、100m)を逆から巻き替え(5月下旬)。下巻は無し。>


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